あの日、あの時、繋いだ手 (3)

「すべての夢はかなう。その夢を追求する勇気がある限り。夢見ることができたら、そのことは実現可能だ」
   ----- ウォルト・ディズニー
       (アメリカ人、映画プロデューサー、1901年12月5日生まれ)

* * * * *

【雑事】

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幸か不幸か、小さい頃から痩せ型でした。
ちょー偏食で、お菓子中毒だったのにも関わらず、背は標準以上に伸び、病気もせずに育ってこれたのは、遺伝子のおかげもあるのでしょうけれど。
母が偏食におもねることなく食事を用意してくれたこと、今のようにコンビニでお菓子の買い食いなどをする世代ではなかったこと、などもあるのかな、と。




20歳の時に偏食ともオサラバできて、それからは大いに食べることを楽しんできましたが、それでも体型は変わることなく。
ダイエットに悩むようになったのは、30代後半に、左卵巣摘出手術を受けてから、でした。
それでホルモンバランスが変わって太りやすくなったのか、それとも、年齢的にそういう時期に入ったのかは不明ですが。

なので若い時期、第二次性徴期での体型の変化などから、摂食障害に入ることはなかったのに。
人生の曲がり角の前後に、食と身体に振り回されることを初めて経験し、摂食障害に至る道筋上に立っている自分を、繰り返し見つめたものでした。


大人になって、理解力もコントロール力も増しているはずなのに、尚且つこうやって悩むもの。
ましてや、まだまだ限られた視野しか持たず、足元がおぼつかないティーンにとっては、実はいとも簡単に進んでしまいかねない道である、と思います。

ある時、同級生の男の子に、外見について言われたことに傷ついて。
真面目な性格であればあるほど、それを深刻に受けとめて。
変えようとする意志が強いのが、災いに働いてしまう場合もあるのです。


ひっそりシリーズの3回目。
お嬢のSkills for Livingのノートから、今回は、若者の摂食障害について、です。

*-*-*-*-*-*-*-*-*

死ぬほど痩せたい(摂食障害)

・精神疾患のうち、最も死亡率が高い病
  カレン・カーペンターの実例 : 拒食症による死亡
    大量の下剤、そして甲状腺の治療薬を代謝促進剤として服用し続け、
    心臓への負担が限界を超えたことによる、心不全

・バレリーナは、標準体重より15%下回る必要があり、
 たいていのモデルは、標準の25%以下の体重である

・15~24歳の間に最も多く、ティーンの10%が拒食症

・拒食症の人は、鏡の中に、常に自分の太っている姿を見ている

・歴史的には、社会問題への意思表示として、ハンガーストライキをすることで関心を集める、
 という手段も
   婦人参政権運動における、パンクハースト夫人アリス・ポールなど 

・成熟することへの恐怖心や、完璧主義から来ることも多い
   摂食障害は、葛藤の果てに生まれる

・脳内のセロトニンのレベル異常も
   過剰なセロトニン → 飢える → セロトニンの減少 → 脳がセロトニンが少ないことに
   慣れる → セロトニン受容体の増加 → 更なる飢え

  (参考 : やってはいけないダイエット ■ 摂食障害の恐怖

・何かをコントロールできているという気持ちになりたい
   → 手っとりばやいのが、自分の身体や体重
   → 過食かダイエット

・根本にあるのは、自分への不安であり、愛されたいという願望である

・「自分が、何か欠陥品の気分なの」

・過食症、過食嘔吐
   CCKという、満腹を感じさせ、胃に入った食べ物が、小腸に入って消化されると出る
   ホルモンがあるが、過食嘔吐を繰り返すころで、消化器官のリズムが崩れ、
   ホルモンがきちんと分泌されなくなり、さらに過食がすすむ恐れ

・リストカットにつながる可能性がある
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by senrufan | 2010-12-05 11:13 | Trackback | Comments(10)
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Commented by こっぺ at 2010-12-08 12:10 x
私も思春期のころ、変になったことがありました。毎日下剤を飲んだり、フスマ大量食いとか(おいしくなかった。。)しました。あるひ食べたらだめと思いながら冷蔵庫に入ってた煮豆を全部食べたときもあります。あれが続いてたら拒食症だったのかなあ。。栄養士という仕事に関心を持ち始めたのもそのころからでした。あの思春期の心のアンバランス加減は、思い出すだにもう戻りたくないです。
コレシストキニン!この間べんきょしました。こっちじゃCCKっていうんですねー。
シリーズ楽しみにしています。実は私のブログでこっそり紹介させていただいてます。どうしてわが子をかわいがれないの?というエントリです。事後承諾すみません。
Commented by ありす at 2010-12-08 12:41 x
お久しぶりのコメント、大変ご無沙汰してしまいました。
やっといんたーねっと復帰の兆しです・・・

・何かをコントロールできているという気持ちになりたい
   → 手っとりばやいのが、自分の身体や体重

こ、これは!!!私の事です!!!!!

どうしようもないと感じるストレスが増えれば増えるほど体重調整に依存してしまいます!!!!!!!!!「健康になりたい」とかは口実で実はただ、ただ「何かをコントロールできているという気持ちになりたい」だけなのかもしれませんっ!

30代の私でもぐだぐだ悩んでいるこの問題、多感なティーンに何をどう言ってあげればいいのか、すごく難しいですよね、本当に。
Commented by ゆりこ at 2010-12-08 15:23 x
こんにちは~♪
私自身が若い頃(15~19歳)摂食障害一歩手前でした・・・
私が目指した劇団も、存在した劇団も、体重が決まっていて決まってる
体重以上になると肩叩きがあって、皆必死に痩せようとして・・・
「私は何してるんだろう???」の日々でしたね~
心と裏腹に、常に笑顔を要求されるし・・・
丁度40歳の時に、卵巣&子宮摘出してmiyukiさんのようになんとなく
ホルモンバランスがおかしかったわ~。

今は?うん!食べ過ぎですぅ~^^;でも難しい問題ですよね~(-"-)
Commented by マミィ at 2010-12-08 15:34 x
芝のホテルの朝食ビュッフェで、がりがりに痩せこけた30代始めくらいの女性がすぐ傍のテーブルに居ました。すさまじい速さで食べては、ヒールの音をカツカツとさせて何度も何度も食べ物を取りに行っていました:卵・ハム・サラダなどの3皿、ヨーグルト(ブルーベリーソースどぼどぼ)3皿、コーンポタージュスープ3,4杯などなど…)正面に座った彼らしきその人は、黙々と新聞を読み、途中で帰ってしまいましたが、ずっとずっと食べていました。見ていて心が痛かった…。

コンプレックスって、回りで誰が何を言おうとだめなんですよね。自分も小学生から思春期まで、ごぼうのようにひょろ長い己の体型を呪ったものです。いつから「でかくて何が悪い」と開き直れるようになったのか…。同級生より頭ひとつ大きくて、最近背を丸めがちなエマに「胸を張れ~大きいことはいいことだ!」と言うようにしています(笑)
Commented by Miyuki at 2010-12-09 11:29 x
*こっぺさん
こっぺさんも経験がおありなんですね~。下剤もフスマも、すごく良くわかります。私の知り合いのお嬢さんも、自分が過食症に悩んだことから、栄養士を志すようになりました。思春期があってこそ、今の自分達があるのですが、やはり心の痛みばかりを思い出しますね……。
ええっ、紹介していただいたんですか!? こっぺさんの記事は欠かさず読んでいるつもりなのに、おかしい、見逃してました。リンク、もったいないです、ありがとうございます~。これから拝見しに参りますっ!
Commented by Miyuki at 2010-12-09 11:37 x
*ありすさん
おおっ、復調? 旅行の疲れはとれましたか?

私も、この「コントロールしたい」気持ち、すんごおおおく!心当たりがあるんですよ~! 他人のことには結局口出しできないから、何かあっても静観・我慢するしかない分、せめて自分のことを動かして、事態を変えたいとか思っちゃうんですよね。で、それが手っ取り早く、健康管理や体重コントロールに向いちゃう……家族を変えられないストレスも、こういう方向にいっちゃうんですよ~(涙)

そうそう、ましてやティーンにはどれだけか、と思います。
Commented by Miyuki at 2010-12-09 11:43 x
*ゆりこさん
なんと、そうでしたか~……いくら夢のためでも、とても辛いことでしたねえ(泣)
それで夢を叶えたほんの一握りのスターの細い姿をメディアで見て、そうなろうとする女の子達がどんどん続くわけで。実際のご本人達は、それこそ本心を隠した笑顔なのかもしれないのにね。
と、離れてみると言えるんですが、実際の渦中ではとても思えないんですよね、これが。

食べられることは幸せなことですから、今のゆりこさんでいてくださって、私まで嬉しいですvv
Commented by Miyuki at 2010-12-09 11:47 x
*マミィさん
うわあ、そのれでぃ、傍から見たらモロ摂食障害のような。あれって、ほんとに本人にはわからないんですよね。自分がどういう状態なのか、周りからどう見えているのか。私自身も経験したことなので、胸が痛いです……

ほんとにおっしゃる通り、周囲からの言葉で動かすのは至難の業なんですよね~。私自身もコンプレックスの塊で、それはたとえ周りから否定してもらったところで、そうそう覆るものじゃなく。エマちゃん、どうか早く思春期を抜けて、背の高い自分を誇れるようになってほしいです!君にはマミィさんがついてるぞっ!
Commented by まきりん♪ at 2010-12-10 14:37 x
摂食障害に陥る前に、絶望的に低い自己評価の問題があります。
それは育った環境などの問題もあれば、持って生まれた気質がそのような方向性に向ったとも考えられますね。
ご本人が辛いのはもちろんのこと、周囲への影響が大きいことも否めません。十代の摂食障害を予防するこれといった術は分かりませんが、心理療法は大きな見方になってくれると感じています。
Commented by Miyuki at 2010-12-11 11:35 x
*まきりんさん
低い自己評価。全ての精神疾患の源はこれがほとんどじゃないかと思うほど、大きな問題ですよね。特に日本の場合、謙遜を美徳とする分、自己評価がさらに低くなりやすいように見えます。
そうなんですよね、本人は自分のことで精一杯でしょうけれど、周囲の家族や友人が被るものは相当なものだと思います。日本だと、それを病と認めるところから始まりますが、一旦認めたら、療法は次なるステップとして助けになる、と私も信じてます。


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