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根付く意志には支えあり

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと」
   ----- 井上ひさし
        (日本人、放送作家・劇作家、1934年11月17日生まれ)

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【レストラン】

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地元市のダウンタウン及びその周辺は、それほど広くはないものの、良いお店が目白押し。
特にレストランは、大抵の国の料理があるので、選ぶ楽しみもあるんだよ。

なんだが、ここ2~3年、不景気も大いに手伝って、閉店してしまうお店が続々と。
え、あそこも、え、ここも、と、毎週のようにニュースが入ってた時期もあるぐらい。

そんな中、着実にお客さんを確保して、ずっと残っているお店も何軒もあって。
美味しさとかサービスとか、それだけの理由があるお店がね。
今回友達と行ったのは、そういうロングセラーのイタリアン。




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初めて行ったのは、日記によれば2006年。
その時に美味しい、と気に入ったのだけど、他に行きたい店がてんこ盛りで、なかなか再訪できず。
あれから何か変わったかな。今はどんなメニューかな。

暦は秋になったのに、なぜか初夏並みの暑さが続いてるこの頃、外に向けて開放しているお店が、また魅力的に映るけど。
いっぱいいっぱいおしゃべりしたかったので、静かめの店内テーブルを選んだよ。
単品メニューも魅力的なんだが、ランチ・パスタスペシャルがなかなかで。メイン一品・サラダとジェラート付きで、$12というお値段。
そらあ、こっちにするでしょう、ってなもんで、それぞれ1セットずつ頼んだよ。


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最初に出されたパンも、普通に美味しかったけど。
添えられたペーストが、マリネラ風かと思いきや、なんとも複雑で玄人っぽいお味。


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サラダは、ランチセットということから想像してた以上に、結構なボリュームで嬉しい。
ミックスグリーンとトマト、そしてクルトンならぬ、トーストしたパンの角切り。クルトンのカリカリ歯応えはないけれど、これはこれでがっちりしてて良いもんだ。

ドレッシングは別で、と頼まなかったわりに、悪くない程度のかけ方で一安心。
白ワインヴィネガーと塩、胡椒。


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彼女が頼んだのは、Penne Carbonara。カルボナーラのペンネ版。
以前はこちらで見られなかったカルボナーラ、今では出してくれるお店が増えてきた。
Guancialeというイタリアン・ベーコンと、グリーンースにパルメザン。そして勿論、卵もね。

うん、なかなかのお味だね、と友達と頷き合う。
卵黄使用の濃厚な本格派も好きだけど、全卵(恐らく)のカジュアルなカルボナーラは食べやすく、途中で苦しくなったりしない。(あ、私だけですか)
ペンネの手軽さもあって、ぱくぱく食べちゃう一品だ。


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私が頼んだのは、Grilled Eggplant Parmesan。どーん!と茄子の姿焼き。(違)
パルメザンは上からたっぷり、だけど、中にはリコッタとモッツァレラ。

3種チーズのおかげで、味に奥行きが出て、しつこさもやわらいで。
油っこさはあったものの、濃さという点では大丈夫。
トマトソースも及第点で、パンにものっけて食べちゃった。


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ジェラートはバニラかチョコか? はい、2人ともチョコでよろしく。
でっかいレディフィンガー付き、というより、これってすでにれでぃじゃなかろう。

ジェラートだけあって、私には濃厚・極甘だったけど、暑い日には嬉しい冷たいもの。
レディフィンガーもお菓子だったところ(つまり甘いの)、もっと甘さ控えめなものを添えてくれてたら、よりありがたかったかな。


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4年ぶりの訪問で、4年前と同様に満足、満足。
オシャレにもカジュアルにも対応できるお店、生き残るだけのところであるよなあ。
なんてゆうかね、等身大のちょっと贅沢レンジに位置するというか。
すごく感動するところではないのだけど、なかなか美味しかったね、雰囲気も良かったね、と素直に思えるイタリアン。

今度来る時は、ディナーで訪れてみたいもの。


La Strada Ristorante Italiano
335 University Ave
Palo Alto, CA 94301
by senrufan | 2010-11-17 01:27


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