「ほっ」と。キャンペーン

過ごした時間が作るもの

「この世で恐れるべきことは何もない。すべては理解するためにある」
   ----- マリー・キュリー
        (ポーランド人、化学者、1867年11月7日生まれ)

* * * * *

【レストラン】

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いよいよ親知らず抜歯の前日は(ひつこい)、久しぶりの女神達との逢瀬であったのだ。
みかさんゆみたちさん、お2人とも相変わらずのお美しさ。(うっとり)

そんなお2人と会うのなら、やっぱりオシャレな場所じゃなきゃいかん、と思うのがファン心。
shinaさんmame-honeyさんが教えてくださったあのカフェなら、ふさわしいのではなかろうか。

大いに期待して訪れたのは、我が地元が誇る大学、スタンフォードの名を持つ一角。
はい、地元民のくせして、全く知らない場所でした……




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スタンフォード大学の北、高級モールのスタンフォード・ショッピングセンターの奥、もっと言うなら、Lucile Packard Children’s Hospitalがある一角の、さらに隅。
大きさから言えば、ええと東屋?ボイラー室?と、大変失礼なことを思ってしまうような建物は。
内部こそ広くないものの、外テーブルを幾つか出すことで、レンガ造りの建物中心に、味わいのある場所を形作ってる。三匹の子豚……と思ったことは内緒です。(殴)


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3~4つぐらいしかないテーブルスペースと違って、厨房側は明るめで。
途切れることなくお客さんが来店してて、人気のほどがうかがえる。
病院の横だけあって、白衣の方々もちらほらと。

サラダとサンドイッチのシンプルなメニューなのだけど、種類が色々ある上に、組み合わせが一味違ってて、魅力的なラインナップが揃ってる。
三人三様でそれぞれに、サンドイッチと飲み物をオーダーして、店内のテーブルの一つに落ち着いた。


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ゆみたちさんは、Polloneを。
カリッと揚げた、ウィンナーシュニッツェル風の鶏胸肉を、エンダイブのコールスローと一緒に、ハードロールに挟んでる。
見かけは淡白でも、しっかり油の強さがあって、でもコールスローがマッチしてる、とのお言葉。

みかさんが選んだのは、Portobello
名前の通り、オーブンで焼いたポートベロマシュルームと、バルサミコ和えのチコリ、ゴートチーズのフォカッチャサンド。
パンもお上手なみかさんは、岩塩が散りばめられたフォカッチャがお気に入り。


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そして私は、といえば、Italiano
ソテーしたほうれん草とgreen onions、リコッタチーズにサンドライドトマト。
自家製ペストソースを塗ったフォカッチャでサンド。


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まず、このフォカッチャが美味しいの。最初の歯応えはさくっ、それからふかっ、口の中で噛めばもっちりと。
ふわふわなだけのフォカッチャは、私としては物足りないので、これぐらいがサンドイッチの土台としてもありがたい。

ほうれん草はクタクタ過ぎず、炒められたグリーンオニオンは甘さをかもし出して、リコッタと上手くマッチして。
サンドライドトマトとペストのペアは、特に好きな組み合わせなので、これまた文句なし。


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お2人ともご長男が大学に進学で、大きな変化を迎えられ。
その経験分、またもや先輩として大きくなられたように思えて、ミジンコ後輩はぼ~っ、と憧れて見るばかり。

子供が巣立った後の、寂寥感と虚脱感。
Empty nest syndrome、なんて名前まで与えられて、あれやこれやと対策や忠告が挙げられているけれど。

たとえば仕事があれば、普段熱中していることがあれば、そんな思いは減る、とか。
それまでに過ごした時間が充実していれば、心安らかに過ごせる、とか。
たった1つや2つの項目で、それが変われば簡単なのだけど。

子供の性格、母親の気持ち、父親との関係、兄弟との在り方。進む方向の望ましさ。
果ては、親側が自身の親とどう関わってきたか、に至るまで、誰一人として同じ形を持たないのに。
与えられる名前はたった一つ、とる態度と対策はたった数通り、なんてはずがないんだな。

毅然とした態度で乗り切れれば素敵、だとは思っても。
寂しくて泣いて沈むのはいけない、だなんて決して思えなくて。
泣いても笑っても騒ぎになっても、向かおうとする先が”前”であれば、そこに至る道筋は、その家族の数の分だけあっていい。


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いつかはうちも来る時、なのだけど。
果たしてその時を、自分がどういう心境で迎えるか、そしてその前後はどうなるか。
それはもしかしたら今から、いや、もっともっと前から続く、日常という時間の延長上で、また一つ新たに巡ってくる、時の”点”。

そう思えばますます、今の流れの中、何一つ無駄と思えるものはなくて、どんな時でも愛しくて。
太く、ゆるやかに、密度を高く。そんな流れを作れれば。
その地点が過ぎても、簡単に断ち切られることのないように。

ゆったりと静かに過ごす一時に、そんな想いが胸に落ちてくる。


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カウンターには、焼き菓子も幾つか並んでて。マカロンも鮮やかに誘っていたけれど。
サンドイッチだけですっかり満足できた今回は遠慮して、次回以降にあれこれと。

一人で来るのも良し、友達とゆったり過ごすのも良し。お嬢や旦那と来たい、とも。
時を置きながら、度々訪れたい場所、と思うんだ。


b0059565_5123225.jpgTootsie's At The Stanford Barn
700 Welch Road
Palo Alto, CA 94304
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by senrufan | 2010-11-07 11:49 | Trackback(1) | Comments(8)
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Tracked from shina_poohな日.. at 2010-11-12 16:00
タイトル : No.910 赤レンガ倉庫は小粋なイタリアンカフェ To..
スタンフォード大学の学生が集い、お洒落なカフェがひしめく街パロアルト。そんなパロアルトで美味しく気持ちのいいカフェを発見。イタリアンカフェ Tootsie's At The Stanford Barn。場所がちょっと隠れ家風、スタンフォード・ショッピングセンターの奥の、Nordstrom や Crate and Barrel や Andronico's の一角のさらに奥。 赤レンガ造りの建物は Stanford Barn の名前がぴったり。店内で注文し、気持ちいい外のパラソルの下で頂...... more
Commented by みちこ at 2010-11-09 22:55 x
こんばんは~♪
嬉しいメール、ありがとうございま~す♪

今は「歯」痛くないのね~?!良かったわ~。
次回のその時まで、大いにお友達とでも1人でも食べて下さいませぇ~
ベトナムの人が顎が小さいの?!初めて聞いて驚きで~す^^

すっごく、おしゃれなカフェねぇ~素敵だわ!!行きたいわ!!
羨ましいわぁ~~~!!!(-^〇^-)
全てのサンドイッチがおいしそうですよ♪日本は「食欲の秋」・・・おほほほ。
ラーメンも、もう~美味しそう!!今晩の夜食はラーメンに決まりだわ~
・・・・・ダイエットは何処????(´・`)

”子供が巣立った後の、寂寥感と虚脱感。”・・・・・・
これって私ないんですよねぇ~?!私って・・・( -.-) =з
Commented by mame-honey at 2010-11-09 23:54 x
先日、仕事で同僚と近くを通る事があったのでこちらでランチをTo Goしました。ちょっと冷めちゃったけれど、ハンバーガーがとっても美味しかった!私、ここのサンドイッチはとりあえず全部制覇してみたいです。なんだかんだ言って、この手のカフェご飯が大好きだと思う今日この頃。是非、機会があったらご一緒しましょうね♪
Commented by Miyuki at 2010-11-10 11:19 x
*みちこさん
いえいえ、こちらこそ嬉しかったです~vv

はい、まだ痛みはありますが、随分とマシになってきました。
”次回”がないことを祈ってますが(笑)、もしあったら、もっとうまく乗り切ってやる!という野望に燃えております。
ベトナム女性って、顔が小さくて華奢で、アオザイが良く似合う美人さんのイメージがあります♪

あはは、食欲の秋、その通りです!
私も歯痛が減退するにつれ、食欲は反比例して上がっております。
日本のラーメン、ほんとに最高ですよ~。大いに召し上がってください。

車社会のこちらでは、高校卒業までほとんど親が運転手をつとめたりしますから、一緒に過ごす時間が多いのかもしれませんね。
Commented by Miyuki at 2010-11-10 11:22 x
*mame-honeyさん
ハンバーガーもお薦めですか~、うう、食べたいものばかりだわあ。ほんとに全制覇できたらいいですよねえ。私もカフェご飯、大好きですvv サラダとスープとパンって、やっぱり自分の中の王道ランチ。今度はmameさんとランチしたいなあ~~。
Commented at 2010-11-11 14:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2010-11-11 23:48
女神3人、絵になるランチタイムだったことでしょう☆Miyukiさんが頼まれているフォカッチャの組み合わせ、すごく美味しそう!そうそう、ラテのフォームに綺麗に描いてくれるんですよね。

今回のブログはいつにも増して、素敵なデザイン誌を見ているようです。陽の光差し込むレンガ造り、日常を過ごす人々、素朴さとカラフルが入り混じったカウンター。それにあわせて流れるような文章。子供が生まれて巣立つという絶え間ない繰り返しが、人一人ずつまったく同じでない。同じ人間は2人といない、同じ人生も、同じ個性もその人固有のものだから、自分と自分が影響を与える人たちの人生を大切にしてあげようと再認識しました。いつもありがとうございます。
Commented by Miyuki at 2010-11-12 15:12 x
*ゆみたちさん
ゆっておきますが、なーんのお世辞も入ってませんから! どうぞその穴、安心して埋めもどしちゃってくださいな。
いつでも痛々しいぐらいに正直。それがMiyukiクオリティ。
え、訪問者数、そうでしたか~。それで私が大好きなゆみたちさんブログを知ってもらえたんだったら嬉しいです、えへへ。
Commented by Miyuki at 2010-11-12 15:20 x
*shinaさん
女神2人に使い魔1匹だったんですけどね。ほんとに良いお店を教えてくれてありがとうでした~vv フォカッチャ、とってもんまかったです♪

デザイン誌のように見せてくれているのは、やはり女神様達の後光のおかげでございましょうな。(真顔) それとあのレンガの雰囲気がねえ、いいですよねえ。あの中で、静かに女神様たちといると、そういう考えにいたるのですよ。神の啓示(笑)

そういえばTB送ったのですが、届いてますでしょうか?


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