人気ブログランキング | 話題のタグを見る

トンネルの果てに着くところ

「重要人物と同席することになったら、その人が赤の長い下着を身につけている姿を常に想像してください。私はいつもそんな風に仕事をしてきました」
   ----- ジョセフ・ケネディ
        (アメリカ人、財政家、1888年9月6日生まれ)

* * * * *

【雑事】

     frame4969087167

菜食寄りになって、生菜食にも関心を持つようになって、いろんな本や博識な方々のブログなどから、沢山のことを学ばせていただいている毎日を過ごしておりますが。(絶賛感謝中)
そういった知識から、そして自分的人体実験の結果から、腸の健康というものの重要性について、ますます強く認識するようになっております。

便秘はテロリストより怖い敵。良いお通じは世界を救う。
新しい宗教に入りそうな自分が恐ろしい、ってそれって何教だ。

まだ幼い子供が、学校に行きたくなくてお腹が痛くなる、ということがありますよね。
大人でも、過敏性大腸症候群に悩む方が増えているのは、良くご存知の通り。
かくゆう私も、ごくごく軽いものでしたが、一時期抱えておりました。思えば、仕事が一番ハードな時期でありました。(遠い目)

何回も書いておりますが、日本でベストセラーになった「病気にならない生き方」の新谷先生が唱えられるのは、生きた酵素によって腸を整えることが健康に繋がる、との主張。
”酵素”がキーワードのローフードやナチュラルハイジーンの道をたどっていけば、自ずと腸に導かれるのは、何の不思議もないのであります。




ところでこの腸が、「第二の脳である」という話を、時々見かけるようになりました。
Michael Gershon博士が著した、「The Second Brain」という本が発端である模様。
↓のサイトの説明をちょっと拝借いたします。(ありがとうございます)

 もう1つの脳

ほおぉ、なるほどぉ、と思っていたら、先日見たTVで、体内ガス研究の世界的権威という、慶応義塾大学医学部長の末松誠博士がおっしゃっていたことが、またそれと関連することだったのですよ。
勝手にアレンジしてまとめてしまいます。

「腸の壁には、中枢神経とは全く独立に働いている神経線維が、すごい数あって。
それらの多くが、例えば一酸化炭素とか一酸化窒素で活性化される神経。腸って神経質なんですよね。
どこがモノを決めているかと言うと、人間だと脳だ、と皆言う。
だけど僕はそういう意味では、腸が、司令塔とはいわないけど、何か別の意志のようなものを持っている、と思ってます。

昔、「セカンドブレイン」っていう本を書いた人がいるんです。
たとえばミミズとか、腸があって脳のない生物はいるけど、脳があって腸がない生物ってないですよね。腸の方が先なの。
腸って、真ん中に肝臓があって(腸の中(便))、壁が脳なんですよ。

ここに食事が入ってくると、いろんな代謝反応が動いて、それで周りはこう脳が指令を出して、いらなくなったらさようならと、一日一回使い捨ての肝臓みたいなものが入っていて。
脳、つまり腸壁が指令を送って、必要なものを取り込んだり、何をやったりって、全部ここの意志で動いてる。
勿論、本物の脳からいろんなホルモンが動いて、こっちを支配してるってこともあるけど、でも腸が出すホルモンっていうのはいっぱいあって、ちゃんと別の秩序が存在している。

人間の場合には、全体をぐちゃぐちゃにしたら、絶対それは再構成できないでしょ。
だけどパーツを1個の細胞から作る仕組みは、ちゃんと体の中に備わっているので、すごく原始的だけど、腸で使われている仕組みって、どんなに生き物が進化しても、ここの基本形は変わらないんです。
そこの一番原始的なところって、おそらく原始の地球を構成していた大気が、実にうまく使われているはずで。酸素のないところで。
だからガスバイオロジーの研究対象としては、一番面白いところだなと思っていますけどね。
腸が第二の脳なのではなくて、脳が第二の腸だと言っていいんじゃないか、と思うんです」


私が子供の頃は、アレルギーやアトピーは、ほとんど耳にすることがなかったのに。
それが今、これだけ増えているのには、勿論様々な要因があるわけですが、根本的な原因は腸にあることが多い、と聞きます。
つまり、腸の働きが弱く、食べ物をうまく消化・吸収できず、余剰となった食べ物、特に消化が一番大変なたんぱく質が、腸壁を通り抜けて皮膚などに影響を及ぼしてしまう、という仕組み。

教わった話によれば、免疫の60%は腸管にあるそうで。
消化機能障害、腸内細菌のアンバランス、腸管透過性亢進(腸壁が薄くなること、別名リーキガット)などで、腸壁に障害があると、食べ物を有害なものと誤解して、排除するようになってしまう、ということなのだそうです。

私がストレス(ということにしておけ)で、2~3日続けて、ジャンクフードなどのドカ食いをした時。
頭痛や舌痛、耳下や脇のリンパの腫れ、目やに、体臭といった症状に加えて、
お腹周りや肘の内側に、赤くて痒い発疹のようなものが現れたことがあります。

当然、胃腸が荒れているサインである、舌と唇の荒れや、口の脇の切れもあったので、
ああ、アトピーやアレルギーというのは、こういうことなのか、と文字通り体感したのでありました。


101歳で亡くなった祖母を始め、周囲で長生きしているお年寄りに共通しているのは、胃腸の丈夫さだね、と母を話したことがあります。
祖母は、生まれてから一度も便秘したことがない、というツワモノでありました。さもありなん。

働いていた頃は、便秘が当たり前であった私、専業主婦になってから、1日1回のお通じがある身体になって、腸も健康だと思い込んでおりましたが。
本当に健康な腸とは、朝一に加えて、毎食後にお通じがあるそうなんですよ。
それぐらいなれば、身体に老廃物が溜まることもぐっと少なくなるでしょうから、これぞアンチエイジング、ってなもんですな。

勿論人によりますが、そこに至るまでには、数年単位で考えて、じっくり元気にしていく必要がありそうです。
by senrufan | 2010-09-06 14:21


<< ボウルにゴムべら、泡立て器 漂う煙をかきわけて (後) >>