君は僕の王様だ (後)

「怒った時は口を開くまでに10数えなさい。激怒している時は100数えなさい」
   ----- トーマス・ジェファソン
       (アメリカ人、第3代大統領、1762年8月21日生まれ)

* * * * *

【家庭内事情】

     IMG_0620

ロイを預かった翌朝から、1日2~3回の散歩生活。
最近外のウォーキングはさぼっていたのだけど、ロイのおかげで、その心地よさを思い出す。




犬にしては珍しく(?)、ボールなどのおもちゃに反応しないロイ。
旦那がテニスボールを取り出して与えた時だけは、大喜びで遊んだものの、2回目からは見向きもせず。
うーむ、「ほほほ、とってらっしゃあ~いvv」に憧れていたのに、残念だ。(脳内妄想)(背景は海)

しかしさすが本能のなせるワザか、リスには非常に反応。遠くからでも嗅ぎつけて、すさまじい早さで追いかける。
実際、彼の走る姿は見事だよ。スピードもすごいし、ターンも素早く、戻ってきても息切れせず。見とれてしまう親バカな私。
もっと見たくて走らせようとするんだが、なんせボールなどの小道具に反応しないので、基本は探索&散歩だけ。
頼りは偶然出くわすリスだけだったので、公園に行くたびに、私がリスを探してしまったり。


IMG_0623

ロイの全部に夢中だったけど、特に散歩は面白く。
まずあのマーキング、スプレイ行為。よくもまあこれだけ、と思うほど、オシッコが自由自在なんだな、犬ってものは。一体どおゆう膀胱してるんかなー。(的外れな感心)

そして犬を連れていると、他の犬連れの人と挨拶したり立ち話になったり、があるでしょ。
種類はなに? いくつなの? 何が好き? ………
それはもう、完全デジャヴ。
ベビーカーにお嬢をのせて散歩していた時の、あの頃の会話と同じでしょ。や、種類は聞かれなかったけどな、あの頃は。


IMG_0616

以前は大の犬派で、猫は好きだけど飼えない、と思っていた私。
ところが前にちらっと書いたけど最近は、どちらかを飼うなら猫、と思うようになっている。
ロイと一緒に数日過ごしてみて、改めてその理由を実感した。

1歳前の赤ちゃんが通る、「後追い」の時期。
犬を飼うことは、この頃の赤ちゃんとずっと一緒にいるのと、似たようなところがあるんだな。

どこにいても、かならず身体のどこかで、飼い主の動向を感じてて。
あなたが大好きです。あなたの言葉と手が必要です。あなたは私の太陽です。
と、程度の差はあっても、一様に訴えてくるものは共通する。

幼いお嬢と一緒にいる頃、彼女が私一途であることを、時折重く感じていたことを思い出す。
こんな未熟でどうしようもない人間を、どうかそんなに慕わないで。
自分じゃない人を更にもう一人背負うような、そんな資格も器もないのだから。
始終自分を見つめて、自分をひたすら慕ってくれる、そんな存在を人生で初めて持ったことに対する戸惑いは、予想を遥かに超えていて。
申し訳なくて可哀相で、同時に愛しくてどうしようもなく。

先日ぎゃぶぅさんと会った時、お義母さまが「犬は永遠の幼児のような存在」と評されたという話を聞いて、正にそれだと思ったよ。
公園デビューも、飼い主同士の会話も、なんと似通った世界であることか。


IMG_0548

犬は変わらず好きであるが、飼うとしたら猫を選ぶだろう、と躊躇うことなく思うのは。
子供であってもペットであっても、なんというか、好きに生きてほしいと願うから。
残念ながらそれは、勝手気ままの傍若無人、という意味ではないのだけどね。

互いや周囲との約束事はあっても、許される限りは自分の好きなものを、必要なものを、自分で選んでいってほしいんだな。
それらは、親や飼い主の顔色を見て決めることじゃないんだな。
彼らにとって親や飼い主は、基本の、基盤であればいい。 帰って安らぐ場所として、しっかり繋がっていられれば。そんな風に思うので。

ロイがずっと私のそばにいて、安心しきって眠っているのを見ると、心全部が温かくなるのだけど。
公園で走り回ったり、他の犬とお互いに探り合ったりしているのを見れば、もっと嬉しくて仕方がない。

こんなタワケたことを考えている臨時飼い主は、大いにロイを甘やかしてしまったので。
私がベッドに入れば、自分もさっさと上がってきて、旦那の寝るスペースをとってしまうし、
私とお嬢が並んでいれば、間に割り込んでまで私のそばに来ようとしたりするので、

仕方なく私がロイのベッドのそばに寝て(つまり床の上)、ベッドから下ろしたり、
ヤキモチを焼いたお嬢との仲裁に入ったり、それぞれ別個に遊んでやったりして、

犬体験のみならず、もう一人子供がいたらこんな感じ、という生活のマネゴトまで味わうことになったのだった。


     IMG_0629

蛇足だけど、我が家の本当の息子・インコとは、当たり前だけど離してた。
うちのインコはファミリールームで放し飼いなので、その間、ロイは部屋に入れないように気をつけてたよ。
カゴ越しにちょっと対面させてみたら、ロイはクンクン、インコは三白眼でフリーズ状態。
……恐怖のあまり、と思われる。


     IMG_0633

ありすさんの帰りの飛行機が、当日の朝にキャンセルされて1日延長、結局6泊7日のご滞在。
何事もなくて良かった、良かった。楽しい時間をありがとね。

次回の宿泊は12月。とっても楽しみに待ってるよ。
その時に果たして私達を覚えているかどうか、そんなことも楽しみに待ってるよ。
[PR]
by senrufan | 2010-08-21 11:08 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://senrufan.exblog.jp/tb/13825673
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by マミィ at 2010-08-23 14:58 x
冒頭のトーマス・ジェファソンの言葉、瞬間湯沸かし器な夫に聞かせてやります。100数えている間に何に激怒していたのか忘れる、そんな奴です。

お嬢さんに己の目指す道を好きに進んでほしいと願う気持ち、じーんと伝わって来ました。
Commented by Miyuki at 2010-08-24 12:07 x
*マミィさん
フィさんが瞬間湯沸し器なら、私は導火線超激短花火。私も座右の銘として、この胸に刻まなければ。

ありがとうございます、でも本人からは、ただ放任してるだけだと責められておりまする。(さめざめ)


<< 選んだ縁は感謝と共に 君は僕の王様だ (前) >>