心と身体の眼をもって

「成功や失敗は知的能力というよりは精神的な態度で決まる」
   ----- ウォルター・スコット卿
       (スコットランド人、作家、1771年8月15日生まれ)

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【アクティビティ】

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夏休みの芸術鑑賞。というわけでもないんですが。(じゃあ言うな)
待望の、サンフランシスコのde Young Museumで開催中の印象派展に、家族で行ってまいりました。
芸術の都・パリはオルセー美術館から、あの名作やその傑作が、海を渡ってはるばるやって来てくれたのでありますよ。

オルセー美術館創立以来の大改築工事(2011年4月にリニューアルオープンの予定)に合わせて、来年1月頃まで同館の所蔵品は、米国・日本・オースラリアの順に、期間限定で展示される、という催し。
フランスのサルコジ大統領をして、
「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは二度とない」
と言わしめた展覧会。
日本では、東京の国立新美術館での開催(5月26日~8月16日)で、TVで特集が組まれるなど、随分と話題になったようですね。




さてこちら、de Youngでは、このオルセー展示会は、2回に分けての開催。
Birth of Impressionism: Masterpieces from the Musée d’Orsay (5月22日~9月6日)

Van Gogh, Gauguin, Cézanne and Beyond: Post-Impressionist Masterpieces from the Musée d’Orsay (9月25日~1月18日)

1つの美術館で2回続けての開催は、世界でもde Youngだけだそう。
その分、1回の開催期間が、通常よりやや短めでありますが、私個人としては、これだけの傑作揃いの展示会なのですから、2つに分けて作品数をしぼってくれた方が、1回の鑑賞をより充実して楽しめるので、ありがたいことだと思っております。
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チケットは、事前にオンラインで購入。大変人気の展示会だけあって、日にちのみならず、時間も指定(30分ごと)。
チケット売り場で予約したチケットを受け取り、展示会の入り口で並び、係員の人が一定時間ごとに、数人ずつを中に入れる、という形でした。
入場は、予約した時間の30分前から可能です。例えば10時のチケットであれば、9時半から列に並べます。

今回の展示は約100点。
相も変わらず下調べなしで行った私、えええ、この絵が見られるなんてえええ、とあちこちで感動の涙をだーだーと。
いやあ、数年前にパリに行ったのですが、ルーブルだけで精一杯の日程で、オルセーは泣く泣く諦めたんですよねえ……この年まで生きていて良かったです。(しみじみ)

などと言いつつ、実は印象派は、すでに少々食傷気味のケがなきにしもあらず。
昔から日本では、西欧絵画といえばまずは印象派、という傾向が強いので。逆に当の印象派の画家達に、日本画が強烈な影響を及ぼしたのは、興味深くも衆知の事実でありますな。
ともあれ、今に至るまで目にしてきた回数を数えれば、いかにそれがニセモノであっても、うーん、もうジューブンかなー、なんて心境になったところで、誰も私を責めないで。(いきなり懇願)

それでもやはり、「本物」ははっきりと違いました。
って、本物と贋作の区別もつかない身なので、ここは「生」は違う、と言い換えるべきか。(どーでもいい)


以下は、幾つかに区切られた展示スペースのテーマ、そして、個人的に特に印象に残った絵画の覚書です。つまり、”どうぞ飛ばしてください”のパートです。

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The Terrible Year : War and Civil War, 1870-71

French Painters and Spanish Style

Manet : Between the Salon and the Avant-Garde

The Ecole des Batignolles

James McNeill Whistler's Arrangement in Grey and Black,
No.1 : portrait of the Painter's Mother

The New Painting (La Nouvelle Peinture)

Classic Impressionism

Impressionism : Dialogues and Divergence

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「The Ballon」&「The Pidgeon」 ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
「The Fifer(笛を吹く少年)」 エドワード・マネ
「The Escape of Rochefort」 エドワード・マネ
「The Dancing Lesson」 エドガー・ドガ
「The Floor Scrapers」 ギュスターヴ・カイユボット
「The Swing(ぶらんこ)」 オーギュスト・ルノアール
「The Gare Saint-Lazare(サン・ラザール駅)」 クロード・モネ
「Rue Montorgueil, Paris. Festival of June 30(モントルグイユ街、1878年6月30日の祭日)」 クロード・モネ
「The Magpie(かささぎ)」 クロード・モネ
「Snow at Louveciennes(ルーヴシエンヌの雪)」 アルフレッド・シスレー



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展示の最後は、印象派展関連商品のみのストア。
展示会カタログは、ハードカバーで$55ぐらい、ソフトカバーは$35ほど。ううう、と迷いましたが、頻繁に見返すことはないであろう、なので諦めよう。諦める時。諦めれば。……

面白いことに、お嬢と私が気に入った絵が、完全に一致しておりまして。
お互いにメモを取りながらの鑑賞だったのですが、メモった絵が全部同じで、遺伝子の力を感じたり。えーとちなみに彼女、外見は旦那に瓜二つで、血液型が私と同じです……

中でも、私達が一番気に入ったのが、モネの「サン・ラザール駅」だったので、それの小さいポスターだけ買いました。
本物を見た後では、どうしても色褪せてしまいますが、それでもやっぱり好きなので。

続く後期印象派展では、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌといった顔ぶれが展示される予定。
芸術鑑賞は、このまま旬の秋に続きます。
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この展示会の入場料は、
当日券が$25、前売りで$20。
また、6歳以上の子供も入場料がかかり、当日$15、前売りで$10です。

これを基本として、私が教わったディスカウント情報を。

・de Young Museumは、毎月第一火曜日が無料開放日です。
但し特別展示は別途料金がかかり、無料の日でもサーチャージで$15、木・金の夜も$15です。

・de Youngのメンバーシップは$80からで、2人が入場可能。
学生、教師、シニア、州外の方は、もっと安くなります。
メンバーの方は、今回の展示は特別料金なしで見られるそう。但し、4回までという制限付ですが。
この後にポスト印象派展も控えていることだし、カップルの方が両方2回ずつ行けば、それだけで元がとれるかも、です。

・美術館に行く時、Muniを使って、窓口でFast PassかTranferチケットを提示することで、$2のディスカウントが受けられます。

・Costcoで、オーディオガイド込みのディスカウントチケット($19.99)が販売されています。
 de Young Museum Masterpieces from the Musée d’Orsay One admission and audio tour voucher

・アメリカン・エクスプレスのカードをお持ちの方は、以下のサイトで割引クーポンが出ています。
 San Francisco Summer 2010 Art Bash

・また、この展示会を見ると、Le Passportというものが発行され、それを持って行けば、いろんなところで割引が受けられるんだそう。
が、サイトを見ても良くわからなかったので(馬鹿)、私はさっさとスルーしてしまいましたが、興味のある方はどうぞ調べてみてくださいませ。
 Le Passport


Birth of Impressionism
May 22 – Sep 6, 2010


Van Gogh, Gauguin, Cézanne and Beyond
Sep 25, 2010 – Jan 18, 2011


Fine Arts Museums of San Francisco de Young Museum
50 Hagiwara Tea Garden Drive
San Francisco, CA 94118
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by senrufan | 2010-08-15 13:16 | Trackback | Comments(4)
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Commented by akiumi at 2010-08-17 15:14 x
ああ~~~終了日まで、1ヶ月切ってるんですね~~~。計画をきっちり立てて前売り買わねば!!
ビンボーな私は、第一火曜に、特別展示は飛ばして「タダ」で見ることが、ヒジョーに重要なパターンなのですが、ミユキさんにここまで書かれては、ケチっている場合ではございません。
私もお気に入りをメモってきますね。そしてミユキさん親子のDNAと、比べてみます(笑)
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2010-08-17 23:45
せっかくCostcoのディスカウントチケットを意気揚々と買ったのに、事前にオンラインで時間指定予約をしなかったがために、当日窓口で2時間半待ちを宣告され、出直す羽目になったおろか者です。(おかげでSFMOMAのAndy Warholを見ることができたのですが。)

印象派、まだまだ懲りず飽きません。私を印象派に引き込んでくれたのがルノアールの「傘」と「ぶらんこ」だったので、今回のはしゃぎようったら、です。「サン・ラザール駅」も素敵ですね。楽しみです。
Commented by Miyuki at 2010-08-18 10:52 x
*akiumiさん
そう、前売りを買う時間を考えると、早く動かねばなりません。
お時間があればぜひご訪問ください! パリ行き飛行機代を節約、と思えば怖くない(笑)
お気に入り、教えてくださいね~。ちなみに私と一緒でも落ち込まないでくださいませ(真顔)
Commented by Miyuki at 2010-08-18 10:54 x
*shinaさん
おお、そういう手順を踏まないといけなかったとは。そうですよねえ、私が行った時は、すでに3時間先のチケットまで売り切れでしたもん。

私もね、shnaさんの年にはまだ飽きてなかったの。(にっこり)
ルノアールこそ、生で見た方がずっと感動の画家だと思いました。ぜひぜひ行ってくださいね!


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