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一筋縄でない才の数

「戦争好きの人はいない。戦争好きのリーダーがいるだけだ」
   ----- ラルフ・バンチ
       (アメリカ人、外交官・ノーベル平和賞受賞者、1904年8月7日生まれ)

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【個人的事情】

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麗しのVivianさんに、光栄なことにご自宅にお招きいただいて。
それだけでも嬉しいのになんと、ご主人様がディナーを作ってくださる、というではないですか。
ご主人のKeithさんといえば、先日のコンサートで素晴らしい歌を聞かせてくださったんですよね。
歌に加えてお料理までも、なんて、私の憧れ度、45度のカーブで上向きに。

当のコンサートでお会いした、Kirscheさんご夫妻もいらっしゃるという。
わくわくしながら、空っぽにしておいたお腹を鳴らしながら(…)、車で一路、向かったのだ。




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愛犬Viviちゃんのお出迎えを受けて、素敵なコレクションの見学から。
これが以前お聞きした、Keithさんのプラモデル・コレクションなのですね。
代表作のロールスロイスは特別ケースに、あちらの飾り棚にはクラシックカーを中心に。

プラモといっても、私達が小さい頃に作っていたお手軽なものじゃなく、塗装まで手がける超本格版。大きさは○分の一サイズ、とかちゃんとあるんだけど、目分量では長さ15~20cmぐらい?
300台近いというコレクション、見ているだけで圧巻です。ここで私の憧れ度、更に60度のカーブで上向きに。

これだけのワザをお持ちのKeithさん、お料理への期待もぐんぐんと。
ウサギ体質の私の為に、今日は素材にこだわって、調味料も厳選してくださった、とうかがって、すでに感激の涙が一しずく。(別名・ヨダレ)


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まずはオードブルとして、ファラフェルを。レモン風味のハマスと一緒にね。
朝に行かれたファーマーズマーケットで買い求められたんだって。
レストランで出されるものより一回り大きくて、スパイスも手ごろ、さっくり旨い。


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スタートにトマトパスタは、イタリア流。ちなみにKeithさんは、日本人。
今年はかなり涼しい夏で、農作物の出来が気になっているところだったけど、ちょうど今朝のマーケットで、初めて完熟トマトが売っていたというのは、正にご夫妻のご人徳の成せるワザ。

このトマトソースが絶品で。いやもう、目を見張りっぱなしであったこと。
完熟トマトを湯剥きして、丁寧に裏ごしして、素材そのものの味を前面に出したというソース、丼で大盛りでくださーい!と言いたくなっちゃった。
しかも私だけに、わざわざ全粒粉のパスタを用意してくださるという心遣い、涙なしにはいただけません。(別名・ヨダレ)


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完熟トマト、第二段。目にもカラフルなトマトサラダだよ。
3色トマトを湯剥きして、ごく軽いイタリアン・シーズニング。バジルも一緒が嬉しいね。
グリーンリーフも山盛り取って、ウサギ体質の本領発揮。(歯が伸びます)

雨季の長雨をものともせず、ここまでトマトはがんばった。甘さをぎゅっ、と中に閉じ込めて、食べる宝石とはこのことだ。
そのトマトを一番美味しくいただけるように、Keithさんの丁寧な、でも不必要な手間はかけない調理が、何よりありがたく思える一品だ。


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そして、いよいよ登場のメインのお皿は、色とりどりのモザイク画のよう。
ホタテのグリルタブーリ、生パイナップルの盛り合わせ。

日本からのホタテを焼いて、ベーコン、松の実、クコの実、ズッキーニなどで作ったソースをかけてあるんだって。
ぷりっぷりのホタテも美味しいのだけど、歯応えも色々楽しめるソースが、また一段とうまうま。
そして、私の大好物のタブーリは、普通ならbulgar wheatがベースなところ、キヌアを使って軽めの仕上がり。
紫玉ねぎ、パセリ、きゅうり、人参を加えて、レモン汁やオリーブオイルなどで和えて。隠し味は、ごく少量のアガベだそう。

辛いもの好きな方には、と唐辛子のピクルスを添えてくださって。
これをちょっと混ぜて食べるだけで、口の中がカーッと熱くなる。


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たんぱく質の消化を助けるパイナップルのおかげもあったかもしれないが、食が進むのなんのって。
この私が、最初から最後まで、残すものなく完食した、と言えば、普段の私の食事ぶり(結構小食)を知ってる人は、大いに驚かれるに違いない。
つまり、それほど美味しかった、ということなのだ。なのだ。(強調)

そして、食欲増進のもう一つの決め手は、やはり皆様との楽しいおしゃべり。
Vivianさん達が先日行かれたバンクーバーでのお土産、メープルシロップ風味の紅茶を美味しくいただきながら、食後も話がはずんでね。
数年来のお付き合いというVivianさん&Kirscheさん両ご夫妻は、互いに気心も知れてらっしゃるので、会話のテンポがとても快く。
話題も豊富な方ばかりなので、いつまでも話は尽きないよ。


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久しぶりにいただいたワインも美味しゅうございました。
御忙しい中、こんな若輩者にお声をかけてくださって、本当にありがとうございました!
また皆さんにお会いできる日を、楽しみにしている不束者でございます。
旦那様方も奥様方も、これからもどうぞよろしくお付き合いくださいませ。(平伏)
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素敵なディナーの様子は、Kirscheさんがすでに記事にしてくださっていますので、そちらもどうぞご覧くださいませませ。

お呼ばれディナー(⌒¬⌒*)
by senrufan | 2010-08-07 13:44


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