Wake up to Organics (6)

「人生は波である。この波において、ふたつの連続した存在の瞬間が同じ粒子で構成されることはない」
   ----- ジョン・ティンダル
        (イギリス人、物理学者、1820年8月2日生まれ)

* * * * *

【雑事】

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オーガニックが望ましい理由は、今までの経緯で述べられたので。
あとは、生活のどこまでをオーガニックにするか、個々人の選択であると思います。

で、私自身はどうするのか、と言えば、結論は決まっておりまして。
「できる限りオーガニック優先」、これに尽きるのでございます。
なじぇに、ということについては、例によってどうでも良いグダグダ戯言を以下に。
だから読まないでもいいですよ、という、いつもの文句も前フリに。




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オーガニックの表示を信じるか。
日本での産地偽装騒ぎでも明らかなように、たとえどれだけ厳しく監視したところで、絶対抜け道はあるでしょうし、そういう業者が消えることもないでしょう。
なので結局は、自分自身がどれだけ割り切るか、という話だと思うのです。

ちょっと話が逸れるようですが。
ベジタリアンやヴィーガン、フルータリアンなど、食習慣に基づいて分類した時に、その人を表す名称が幾つかありますよね。
んでもって私の場合は、家ではほぼヴィーガンだけど、外で食べる時にはこだわらない。ただし、人体実験を繰り返した結果、たまの外食であっても、動物性のものや化学調味料類は控え目にした方が良いことは判明済み。

だからやっぱり自分は、「マクロビオティックな人」だ、と思うことについては、またいずれ書く予定でありますが。(追記:こちらで書きました)
とりあえずそんな雑食(?)な自分がこだわるのは、マクロビオティックで教わった、
・一物全体
・身土不二
の2点。つまり、なるべく自分が住む土地で育ったものを、可能な限り全部いただく、ということなんですね。

うちで食べる野菜で、捨てるところは少しだけ。毒性がない限り、皮も根っこも調理します。
メロンやスイカの皮はさすがに捨てていたのですが、最近念願のジューサーを買って、これらも絞って飲むようになったので、ますますゴミは減りました。

せっかく実って、縁あって手元に来てくれた野菜達。
栄養や繊維が豊富な皮や根まで、丸ごと食べたい。でも、そういう箇所ほど農薬が溜まりやすい。
ましてや海を越えて来たものは、輸送の為の薬まで。

だから一番ありがたいのは、ファーマーズマーケットで売られている、オーガニック栽培の野菜達、になるわけです。


最近はそれに加えて、
・等身大
という言葉も、以前より強く意識するようになっております。

自分で育てられるものを、自分で狩れるものを。
自分で責任を負える範囲のものだけ、食べるように・使っていくように。
自分の立ち位置を表す名称はなくとも、志している内容は、実はこういうことなのです。

たとえば私には、牛や豚、羊を育てることはできません。狩ろうにも、牛は到底倒せません。
鶏なら育てられるかもしれませんが、絞めて殺すのは、よほどでない限り無理っぽい。
魚なら、もしかして釣れることもあるかも。でも大きい魚は無理で、せいぜい小魚程度。
鶏の卵を拾うことはできるし、牛や山羊の乳を搾って加工することはできるかな。
野菜・果物なら、天候や土地の恵みを借りれば、上手く育ってくれるものもあるでしょう。

そう考えていけば、自然と自分が食べられるものが決まってくるのです。


自分で食材を獲ることができないので、他の誰かがやってくれたものを、お金という対価を払って買い求めます。といっても、自分的食材の優先順位は↑の通りなので、買うのはどうしても野菜・果物中心になりますが。
外食では動物性のものも口にするのは、お金を払うという行為で引き合わせることができるから、と自分の中で折り合いをつけています。自己中ですね、わかります。

だから私が払うお金には、そういう物を提供してくれる人達に対しての、感謝と応援の気持ちを込めているつもり、であったりします。
悪徳業者も入っていることでしょうが、中にきっといるであろう、真面目に取り組んでくださっている方々に対して、幾許でも届けば、と願うので。
加えて、たとえ悪徳であったところで、やはり私が作れないものを売ってくれていることに変わりはないので。
オーガニックを実践してくれている人達を、少しでもサポートしたい気持ち。オーガニックであってもなくても、提供されている物への感謝の思い。
含まれるリスクへの懸念より、それらの気持ちの方が上回ります。

農薬や殺虫剤、身体に悪いと言われる調味料類などを、否定する気はありません。
そういったものがこれだけ出回るようになったのは、人々の生活史の中で、それだけの意味があったから、と思ってます。
そして今、オーガニックを求める動きが広がりつつあることも、また別な意味と必要があるからこそ、なのでしょうから。

あとは、自分達が何を「選ぶ」のか。
別シリーズで繰り返し書いている通り、結局はそれしかないのだ、と思います。


私は、オーガニックを買うことを「選び」ます。
それに伴うリスクや責任も負う気です。多分(殴)

食費が高くなるのは否めませんが、我が家では肉・魚を買わない分、野菜にそれだけのお金をかけても良いであろう、と。
それに、オーガニックに変えて増えた食費分は、例えば服一枚をあきらめることで、十分引き合ってしまうものだったりしませんか。
ここ何年も、服も化粧品も最低限な私、今はいているジーンズは10数年前のもの、と恥さらし。

これは、ライフスタイルを根本から変えなくては、という話では全くなく。ましてや、肉食をやめよう、という話でもなく。
ただ、「余分」・「過剰」が問題なので、それを見直して、必要なものを優先して。
そしてできた余裕分があれば、その範囲内で、ちょっと「贅沢」もしてみよう。
なんて、まるで「家計簿のつけ方」のような文の羅列ですが(……)、それが「等身大」という言葉の意味するものだと思うので。

自分の責任と言える範囲で、オーガニック製品という「必要」を優先して。
それにフェアトレードなどのオプションがつけば、更に望ましく。
必要な分が満たされた後で、大丈夫であれば、ジャンクでも何でも、これまた自分の責任で「選んで」いけばいいんじゃないかな、なんて。

娯楽や家財に回したいので、オーガニックは選ばない。そういう選択肢もあって当然、と思います。
その場合、非オーガニック製品の持つ背景や性質も知って、伴うあれこれも受け入れること。
それが、「選ぶ」ということ、なのであろうと。
そんな風に考えているのです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*

もしかして最後まで読まれた方がいらっしゃいましたら、厚くご同情、じゃなかった、御礼申し上げます。(深々)
さてさて、またしばし日常に立ち帰るとしましょうか。
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by senrufan | 2010-08-02 15:09 | Trackback | Comments(14)
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Commented at 2010-08-04 16:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-08-04 16:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by こっぺ‘ at 2010-08-05 01:32 x
毎回楽しみに読ませていただきました。どうもありがとうございました。
そうなのですよね、結局は自分が何を選ぶか。そんなに神経質になることないじゃない、と言われようが、逆にそんなの毒なんだから食べないほうがいいじゃん、と言われようが、自分が考えて選んでいるのなら、ゆれる必要はないんですよね。バイリンガル教育も、話はとぶけど同じですよね。読み書きを完璧にしたいのか、会話だけでいいのか、各家庭で考え方は違うはず。

私の場合、全部オーガニック、できれば菜食にしたいのは山々なのですが、家族の抵抗にあったり、チビが偏食だったりしてそういうわけにはいきません。だから肉を選ぶときには安心できるものを予算の範囲で、おやつも手作りしたいけど無理しない、オーガニック野菜はカリフォルニアのものを、あとは予算とその料理の鮮度で決めるってことにしています。今年はもう一歩進めて、栄養学のことなどももう一度勉強したいなあと思っているのですが、どこまでできることやら。

また教えてくださいMiyuki先生。
Commented by Sarah at 2010-08-05 10:54 x
Miyukiさん、すばらしいお話をシリーズでありがとうございました。みんなの意識が変わることで、将来オーガニック食材がもっと手頃なものになって欲しいと願っています。
食事については、正直なところ、あまりにも沢山の情報がありすぎて、何を信じて選べばいいのか、よくわからなくなっている今日この頃です。例えば、最近よく聞くのはグレインを全く摂らない食事がいいとか...。Miyukiさんのように、信念を持って続けられるようになりたいものです。
Commented at 2010-08-05 11:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mame-honey at 2010-08-05 13:11 x
素敵なシリーズありがとうございます!そしてお疲れさまです。
このシリーズで、結構色々な事を考えさせられたのですが上手く言葉にできない〜。私は菜食生活は送る事はないと思うし、マクロビとかも無いのです。それがこういう健康な州にいると逆にいけないのか?と不安になったり。でも、結局は自分の体の声と気持ちのバランスを取りながら食生活を創れば良いよねと思ったり。
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:18
*非公開コメさま1
私こそ、それこそ一晩でもお話ししたいですー! お聞きしたいこといっぱいなのでございますよ~。
おっしゃる通り、ぐんぐんと成長しているマーケットなので、追いつくのに必死ですよね。同時に、まだ新しい分、証明できるデータが少ないので、今ある情報に振り回されかねない。なので、逆にどれもこれも追って身動きがとれなくなるより、今は今と割り切っていかなきゃと思うのです。
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:26
*非公開コメさま2
共感すると言っていただいて、本当に嬉しいです~。
辿り着くところは違って当たり前、と思います。百人いれば百通り。情報が溢れている食の世界の中、その基本を忘れないようにしていないといけませんよね。
その上司の方のお話からも、そういう基本姿勢が一緒であれば、位置が違ってもお互いに尊敬し合えると思うのです。
あーん、やっぱり会ってお話ししたいですー! 再会の日が待ち遠しー!
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:37
*こっぺさん
ああ良かった、わかっていただけましたか~。いやあ、読み返したら、ほんとに言いたかったことが書けてないじゃん自分ー!と頭を抱えてしまったので。ほんとにヘタレですみません(涙)
そなのです、オーガニックを選ぶかどうかは、上下の優劣の話じゃなくて、要は自分で考えて選ぶべき、その為にはやっぱり知らなくてはいけない、そして鵜呑みにしてはいけない、その後で選んだやり方ならば、堂々と実践していけばいい、と言いたかったのでありまする。

ご家族それぞれの在り方でいいのですよね。インスタントだって利点があるからこそ、ここまで広がっているんですもん。健康食品も不健康食品も、どちらも摂り過ぎれば結局同じ「毒」。いろんな意味で、自分のコントロールを一番の焦点にしていかなければ、と思います。

こちらこそ、いつでも弟子にしてください、こっぺ先生っ!(がばっ)
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:42
*Sarahさん
いえいえとんでもない、こういう記事をのせてくれた雑誌に感謝です~。
そこら辺の拾い読みでも混乱してしまうのに、Sarahさんのようにきちんと勉強されている方なら、何倍もの情報に接していらっしゃるでしょうから、余計に色々考えてしまいますよね。結局のところ、自分の身体で実験して、自分に合ったものを選んでいくしかないのかなあ、と。その為にはもっとクリアな身体でいなければいけないのですが、これが一番難しくてですね~(号泣)
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:43
*非公開コメさま
わあ、とても嬉しいお話、本当にありがとうございます!
お言葉に甘えて、後ほどメールさせていただきますので、よろしくお願い致しますvv
Commented by Vivian at 2010-08-05 14:43 x
食物(しょくもつ)については今の一番の関心ごと。私も一晩でも語り明かしたいです! と、舌の根も乾かぬうちに、服への探求もあきらめきれぬという私。「例えば服一枚をあきらめることで・・・」この一言!耳が痛いです。
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:49
*mame-honeyさん
いえ、せっかくの良い記事を、こんな拙い訳にしてしまって申し訳ないです……(泣)
mameさんのおっしゃる通りですよ! 自分の心と身体のバランスに合ってない食事が長続きするはずないですもんね。↑のレスにも書かせていただきましたが、人それぞれ求めるものが違うんだから、自分の身体に聞かなきゃわからないことなので。それはどんな場所に住んでいようと、結局はそれに尽きると思うです。幅のある食生活を選べるこのエリアにいられて幸せだー、といつも感謝です。
Commented by senrufan at 2010-08-05 14:51
*Vivianさん
わあい、リアルタイムのコメント、ありがとうございます! ほんとに、ワイン片手にこんこんとお話ししたいですねえ。私もね、一番の問題は、自分の欲のコントロールなんですよ……(遠い目)


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