大きな流木の囲いの中で

「人はステンドグラスのようなもの。太陽が出ている時は誰でも光り輝くが、夜のとばりが降りた時、真の美をあらわにするのは内側から輝いている人だけだから」
   ----- エリザベス・キューブラー・ロス
       (スイス人、精神科医、1926年7月8日生まれ)

* * * * *

【レストラン】

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5~6月に行った、サンフランシスコのカフェ2軒。ええ、今は7月中旬です。

両軒共に共通するのは、良い雰囲気と美味しい料理、そして麗しのVivianさん&akiumiさん。
まずは1軒目、akiumiさんに紹介してもらって、Vivianさんと訪れてみた、とあるお店の記録だよ。

ちょうど行く相談をしている時に、今年のBest of San Franciscoが発表されて。
見てみたら当のお店が、今年のBest Restaurant Soundtruckに選ばれているじゃないか。
さすがakiumiさんが気に入ったお店、と思うと同時に、これは行きなさいという神様の思し召しと解釈して(ぽじてぃぶ)、大手を振って出かけたよ。




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木目そのままの内装が、独特な味を出していて。店内のどこを切り取っても、そのまま1枚の絵になりそうな。
おまけに、店内の奥の上は一体なに。人が上がってるということは、屋根裏ちっくなオフィスか何かかしら。


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何枚か写真を撮ってみたものの、とてもこちらの良さは撮り切れずに涙する。あああ、一眼レフが欲しいなあああ。(腕はいいのか)
と、写真を撮る為に来たのではなかった。まずはオーダーしなければ。


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選んだものはVivianさんとまったく一緒。本日のスープと、野菜メインのサンドイッチ。
カウンターでオーダーして、番号札を受け取って。


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ほどなくして運ばれてきたのは、Broccoli soup & levain toast
スープもそうだけど、添えられたパンがすごく好みの外見で、これは期待が持てそうだ。

穏やかな薄緑色のスープは、口に含んでみたら、思いがけず広がる酸っぱさ。レモン汁をたっぷりと入れてあるような。
とろりと濃厚で、ブロッコリーのクセはないけど、オリーブオイルと結びついたかと思われるコクが、酸っぱさと合って美味しいよ。
そしてルヴァンのトーストは、予想通りの旨さ。焼いてざくざくした歯応えも酸味も、好きだなあ。
この時点で、このパンを買って帰ることを決めちゃったよ。

ウェイターのお兄さんに、このスープはレモンか何か入れてあるのか、と聞いてみたら、
いや、ブロッコリーと玉ねぎ、オリーブオイルだよ、と言う。
うーむ、彼は調理してないっぽいから、どこまでほんと? と、ナニゲに失礼なことを考える。


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Hot open sandwichesの中から、Crimini mushroom, roasted eggplant, goat cheeseの組み合わせを。ミックスグリーンサラダ添え。
これもルヴァンの厚切りの上に、豪快に切られた具がてんこ盛り。

野菜もパンも美味しいのだけど、感激は最初の数口まで。それ以上になると、油っこさがちょっとつらいかな。
チーズの脂だけでも結構な量なのに、野菜を焼くにも油をケチってないような。
ざっくり素朴なパンとの相性は良いので、これはやはりパンを買って、自分好みのサンドイッチを作りたいな。


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カウンター後ろの棚にずらりと並んだ、食パン型のルヴァン。
持ち帰りで1つ頼むと同時に、2人で飲むコーヒーも注文したよ。


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そしたらウェイターの逞しいお兄さん、なんとも古風な鉄製のコーヒーグラインダーに豆を入れ、力いっぱいハンドルを回す、回す。
ガリガリと音まで聞こえてきそうなその様子、うわあ、濃いコーヒーができそうだ。


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Chemexに入れられたドリップコーヒー。2人で飲むのに丁度良い。
このケメックス、何年も前から欲しいと思ってる一品。コーヒーショップで目にするたびに、ううう、と悩むんだ。
ただ、今は家で全然コーヒーを飲まないし。(私がな)
持ってる友達によれば、持ち手の部分のガラスが割れやすくて、買い換える羽目になったというし。(今は3つ目だって)

豆の挽き方、蒸らし方で、随分と風味が変わってくる、珈琲というもの。
いつかはまる時が来れば、なんて思いながら眺めるケメックス。
お兄さんが入れてくれたコーヒーは、香りも豊かで旨かった。


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お手洗いに行ってみれば、中には可愛らしい本棚まで。
活字に目のない私、これが日本語の本だったら、ここで数時間占拠するところ。(犯罪行為)

12時を過ぎた頃から、お客さんの列が途切れることなく、いつの間にやら外テーブルまで、ほぼ満席状態。
でも早く来た私達も、時間を気にすることなく、ゆったりと心地良く居座っていられてね。
そらもう、評判の音楽を良く聴いてなかったぐらい。(殴)

周りにほとんどお店もないような、静かな住宅街の中にあるカフェに、これだけ人が来るということは、それだけの価値があるから、なんだよね。
時間がぎりぎりになってしまって聞けなかったのだけど、今度来る時は、あの屋根裏のような場所に入れるかどうか聞いてみよう、なんて思ったよ。

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outerlands
4001 Judah Street
San Francisco, CA 94122
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by senrufan | 2010-07-08 13:07 | Trackback | Comments(6)
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Commented by akiumi at 2010-07-11 15:03 x
おおっ!ついにmiyukiさんブログに登場。
ベストに選ばれてるなんて、知りませんでした。私が気に入った理由は
ルヴァンの美味しさと、木目の内装と、一人でゆっくり飲める雰囲気(爆)でした。
アメリカに来て以来、この、一人で静かにゆっくり飲める場所・・・というのに飢えておりまして。どこのバーにも巨大テレビがあるんですもん・・・。
今度訪れるときにはトイレに行って見なければ(笑)
そういえばケメックスでコーヒー淹れてましたね・・・。さすがみゆきさん、しっかり写真に収めてらして。

あの屋根裏はストック置き場のようでしたよ。お客さんは上がれるのかなあ。

今日の一言、素敵ですねええ。座右の銘になるかも!!
Commented by マミィ at 2010-07-11 17:26 x
冒頭の言葉を読んで、「ほたるは偉い」

素敵なお店ですねぇぇぇ。Outerlandsというネーミングもいいですな。サイトの方もうっとりと眺めさせていただきました。ブロッコリーのスープとこのパンを食べてみたーい。
Commented by Miyuki at 2010-07-12 13:35 x
*akiumiさん
いいお店を教えてくれて感謝です! 教えてもらった後にベストが発表されたので、2人でさすがだね~、と言ってたのですよvv
一人でゆっくり、ああ、確かに。実際、一人でのんびりランチをとってる方も何人もいらっしゃいましたが、全然不自然じゃないんですよね、あのお店だと。
はい、トイレ、行ってみてください(笑) 私は今度は自分の本を持ち込もうかと(やめやがれ)

あー、やっぱりお客さんは入れないんだー。うーん残念。あそこでハイジごっこをしたかったのに。

ね、私も素敵だと思いました。が、↓のマミィさんの言葉に爆笑しちゃってもーー!(オオウケ中)
Commented by Miyuki at 2010-07-12 13:37 x
*マミィさん
きゃー、もー、だから姉さま好きーーっっ!!

そうそう、サイトの写真がまた素敵なんですよね~vv ああゆうのはどうすれば撮れるんだ。酸っぱいブロッコリーもなかなかオツなものでございましたよ。
Commented by まきりん♪ at 2010-07-13 02:24 x
冒頭のお言葉、年を取るにしたがって身に沁みてきました~
暗闇にまばゆく光る私でありたい!←殴

木目の妙が感じられる内装のレストランですね~
木に囲まれていると人ってホッとしますものね。
自然の威力を感じます。
Commented by Miyuki at 2010-07-13 11:05 x
*まきりんさん
そうそう、若いうちは存在そのものが光ってますからね……
暗闇にまばゆく。ではこんな小道具はいかがでしょう。(バリカンを手渡す)

これまた年をとるにつれて、緑と木の威力が染み渡ってわかるようになりますよね~。一日一回は外に出ないと、どこかが軽くウツ化しそうに感じます。


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