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美味と効能は海を越え

「心は理性が知らない理由を持っている」
   ----- パスカル
       (フランス人、数学者・哲学者・物理学者、1623年6月19日生まれ)


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明治製菓のファン@米国在住の皆様、大変お待たせ致しました。
米国版「きのこの山(Chocorooms)」に続いて、米国版「たけのこの里」が遂に発売されました。その名も、「Chococones」と申します。(どどーん!)
味も見た目も同じ、量も同じで77gでございますよー。

筍は米国ではマイナー食材なので無理かなー、なんて思ってましたが、先発のChocoroomsが、予想以上の大人気。
「きのこの山「と「たけのこの里」ときたら、「私はきのこ(たけのこ)派!」とこだわる人が多い名ペア商品ですから、片方だけの米国上陸はありえない。明治製菓が社運をかけて、大々的に全米発売です。ええ、嘘です。

どこで見つけたかというと、これまた日本メジャーから米国メジャーへ昇格を目指す、あのダイソー(DAISO)で。
こちらのDAISOの標準品は、100円ならぬ$1.50で、このたけのこクンも同値。

ちょうど先日、とある日系スーパーで、「きのこの山」と「たけのこの里」がセールで、1箱$1.79で売られまして。通常では$2.50ぐらいなので、これはかなりのお得プライス。
が、それよりもちょっと多めの米国版が、$1.50でいつも買えるとなれば、もう思い残すことはありません。(死ぬな)

次に望むことは、この「Chococones」10箱パックのCostco発売です。
手ぐすねひいて、待ってます。

* * * * *

【買い物】

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暑くなって、ますます盛況のファーマーズマーケット。
うちの地元では、日曜の市場は一年中ですが、土曜の市場は5月半ば~10月の季節オープンなのですね。
食の大先輩として尊敬するWさんから、このエリアでは、その土曜市場だけで見かけると教わった野菜を、探しに行ってみたですよ。




その野菜の名は、Sunchoke、もしくはJerusalem artichoke
今では日本では珍しくないのでしょうか、アレです、菊芋なんですよ。

日本にいた頃は全然知らなかったのですが、ここ数年、ネットで名前を聞くようになり。
日系スーパーで売ってくれないかなー、と待っていたのです。つかぶっちゃけ、こっちで売ってるなんて思いもせず、調べたこともなかったの。(大恥)
なので、Wさんから教わった時は、えええええ、とのけぞってしまったです。ああ、恥ずかしい。

芋と聞くと、つい「でんぷん質」と思ってしまいますが、キクイモは逆に、ほとんど含まれないんですって。
主成分は食物繊維と、イヌリンという多糖類。血糖値を下げる効果が大で、天然のインシュリンとも言われるほど。肥満や食べ過ぎの予防にも効果あり。
他にも、お通じを良くする、肌をきれいにするなど、これは甘いもの好きで血糖値&体脂肪ヤバしな私こそ、食べねばならぬ食材でありましょう。


土曜の市で、売り子のお姉さんにお薦めの調理法を聞いてみたら、ローストしてもいいし、揚げても美味しいわよ、とのこと。
お姉さん自身、しゃきしゃきした食感がお気に入り、とおっしゃってました。
ごろごろと買い込み、嬉々として料理したですよ。
不器用ゆえに、料理は苦手な私ですが、新しい食材やレシピに会った時は、わくわくして張り切ってしまうのでございます。


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作ったものは幾つかありますが、viveraさんのレシピの、菊芋の胡麻バルサきんぴらとか。
醤油、バルサミコヴィネガー、生姜で味付けしたきんぴらは、確かにしゃきしゃきでんまかったー。


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そしてロー大好きな私は、やっぱり生でも食べましたよ。そのままスライスして、ぽりぽりと。
残念ながら、旦那とお嬢には不評でしたが、ほんのり甘くて、歯応えも良くて、何もつけなくてもそのままオヤツになるほどで、私はこれが一番好きでした。ええ、変人です。

でも、それだけだとナンなので、干し菊芋を作ってみたり。
芋類は冷凍すると甘味が増すと教わったので、一旦冷凍→自然解凍したものをスライスして、一日干してみたですよ。
結構固くなってしまったので、よーく噛まないとダメ、な一品でしたが、その分長くゆっくり食べられて、これもまた良し、な感じでした。


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おまけになりますが、菊芋を買った店の隣の屋台で、初めてMulberryの実物を見つけました。これはLong Mulberryらしいですね。
これまた、日本の方は良くご存知、桑の実です。こちらでは今まで、ジャムでしか食べたことがなかったんですよ。
ちょっと糸をひくような独特の食感が、懐かしくて嬉しかったです。


さて、なんでWさんから、菊芋について教わることになったかというと。
ご一緒させていただいたとあるレストランで、菊芋を使った一品が出て、これがすごく美味しくて。
ウェイターさんから名前を教わって、Wさんから買えるところを教わった、という経緯だったのです。

そこはどういうレストランで、どういうお料理をいただいたか。
その記録を次回から、3~4回続ける予定でございます。
by senrufan | 2010-06-19 12:10


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