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試行錯誤の何段目

「実生活を離れて思想はない。しかし、実生活に犠牲を要求しないような思想は、動物の頭に宿っているだけである。」
   ----- 小林秀雄
       (日本人、文芸評論家、1902年4月11日生まれ)

* * * * *

【お菓子】

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さて、前回はざっくり紹介で終わってしまった、ローの食材2種。
これらを使って、お嬢リクであるCafe Gratitudeレシピの、Raw Chocolate Mousseを作ってみたのだよ。

白状すると、実はこれ、しばらく前に作ってみたんだな。
その時はまだ古いブレンダーだったせいか、Irish mossが砕き切れてなくて、ブツブツ感は残ってるわ、固まってないわ、の2連発に打ちのめされる、という結果になったんだ。(古傷)
しかし、今の私には、Vita-mixという強い味方が。彼ならばきっと、もっと滑らかにしてくれるのでは、との望みを抱いての再チャレンジさ。




アメリカンレシピの場合、即座に半量で考えるのがデフォルトになってしまっていてね。
今回も、レシピでは1/2ounceのアイリッシュ・モスとなっていたところ、1/4にしたのだけど。
計ってみたら、うわ少なっ! ほんまにこれで大丈夫かいな。つか、あれー、前回どのぐらいだっけ。
と、すでに背後に背負う不安感。

浸水させて48時間以上経過した後、いっちょやるかー、と腕まくり。
まずは、こちらも12時間以上浸水させておいたアーモンドの水を切って、Vita-mixに投入。レシピ材料の、アーモンドミルクを先に作るのだよ。
市販のもあるけれど、色々添加されているし、やはりフレッシュが一番美味しいと思うので。

Vita-mixで作るナッツミルクは、今までのブレンダーより更に細かく粉砕される分、ミルクが一段濃くってね。
ガーゼで漉して、ぎゅーっと絞って、気分はハイジの山羊の乳搾り。(激違)


材料がそろったところで、いよいよ工程その1。
アイリッシュ・モスを細かく切って、水と一緒にVita-mixに入れたのだ。
が。 が。
危惧していた通り、コンテナに対して少なすぎて、上の方まで吹き上げられてしまって、うまく粉々になってくれないの。
これがもったりするまで回す、となっているのだけど、かなり回してても、そこまでに至ってくれないのだな。

こらまた、今回もだめかなあ……と思いつつ、それでも続ける、次の工程。
ミルクやアガベ、デーツ、カカオパウダーなどを加えて、ガガーッ。
レシチンとココナッツバターを加えて、またガガーッ。
容器に注いで、冷凍庫でしばしお休みだ。


     DSCF2449

出来上がったムース、それでも前回の失敗よりは改善されていて、少し安心。
でも、Gratitudeのは、どっからどう食べてもムース、であったのに、これはムース度が低くてね。なんというか、ムースとクリームの中間ぐらいの固まり具合。
まあ、Gratitudeと比較する方が間違っている、とはわかっているのだけど。(ため息)

で、次回に向けての覚書。

 ・アイリッシュ・モスは、もう少し量を増やして、先にミルサーで砕く工程を入れてみること
 ・ココナッツ・バターは、湯煎で溶かしてから加えること

アイリッシュ・モスで作りたいものは色々あるので、早く使い方をマスターしないとね。


     DSCF2450

ちなみに、この時に作ったアーモンドミルクと、それを漉した後のナッツパルプが余ってね。
それを使ったロースイーツを2種類作ったので、また日を改めて、記録など。
by senrufan | 2010-04-11 12:32


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