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願いを唱える、その前に

「希望のない状況はない。人がその状況について希望を失うだけである」
   ----- クレア・ブーズ・ルース
       (アメリカ人、脚本家・作家・外交官、1905年3月10日生まれ)

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【個人的事情】

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前回日記で、余談として書こうとしながら、果たせなかった話とは。
授乳中のお母さん方に、乳製品は控えた方がいい、というアドバイスがありますが。
少なくとも私個人については、それは当たってた、という話でございます。

マクロビオティックで、動物食品はあまり摂らないように薦めるのは、身体にたまりやすい→粘性が高まる・詰まる、という傾向があるからですが。
中でも女性が乳製品を摂る場合、子宮や卵巣、乳房といった女性系の器官にたまりやすく、婦人科系の病気にかかりやすくなる、と言われております。

あ、男性の方で、こちらをご覧になっている方はいらっしゃいませんよね?
以下は婦人科系の話になりますので、最初にお断りしておくです。




さてワタクシ、昔から乳製品が大好きでして。
牛乳を飲むのは苦手だったものの、チーズとヨーグルト味に目がなくてですね。
ドリンクはヨーグルト系、パンにはバター、おやつはチーズキャンディが常備品。お菓子も料理も、チーズ使用は大好物。
結婚してからは、毎朝ヨーグルトを食べてましたし、朝食のトーストはハム&チーズだったりも。
思えば思うほど、よくもまあ、と呆れてしまうんですが、あの頃は栄養的にベストな上、美味しいなんてすんばらしい、と疑問にも思わなかったんですよ。ええ、今以上に無知な頃があったんです……(遠い目)

仕事の忙しさと比例するように、年々生理が重くなり。
しまいには、生理前日のひどい腹痛・頭痛に加えて、初日は38度の発熱&立ってられないほどの腹部の痛みを抱えるようになりまして。
バファリンを飲みながら、真っ青な顔で仕事しておりましたです。

大手の病院を2つ回って、子宮内膜症卵巣のう腫の診断。
子宮筋腫を始めとして、これらの婦人科系の病気については、罹患人口が増加していることが話題になっていた頃でもありました。
原因がわかってないので、根本的な治療法もなく。ホルモン剤で生理を止めて、症状が緩和されるのを待つぐらいしか。
だったら、副作用の恐れのあるホルモン剤を使うより、いっそ妊娠すれば、自動的に生理が止まるので、その方が良いのでは。
症状が進むと不妊の可能性が高くなることもあって、お医者さんにはそう薦められましたです。

元々望んでいたものでありますからして、時間は少々かかったものの、無事妊娠。
生まれてこの方、都合の悪いことは3秒しか考えないワタクシ、楽になった途端に病気のことはさっさと忘れて、無事出産。(……)
出産後は生理も嘘のように軽くなったので、ご機嫌な毎日であったのです。つか、子育てに必死で、んなこと頭から飛んでおりましたがな。

頭から飛んでいた、ということは当然、その後生活を変えたわけでもなんでもない、ということで。(ばかー)(あほー)
相変わらず、乳製品を毎日口にする食生活を続けた結果、なにやら不審な感じのものの排出が始まってしまったのですよ。
主治医に脅されるようにして、婦人科の専門医に行き、超音波などの検査を受けたところ、再び卵巣のう腫と宣告されまして。
のう腫だけ取り去るか、卵巣ごと取るかの判断は、血液検査の結果、腫瘍マーカーの値が高かった為、左の卵巣ごと摘出、ということになったのでございました。


そしてその手術の際、かなりな程度の子宮内膜症であることも判明。
なんで痛くなかったのか、と先生は不思議がっていらっしゃいましたが、いや、あの頃の痛みに比べたら、全然楽だったもんで、としか言いようが。
結局手術後は、それらの治療の為に、生理を3ヶ月ごとにコントロールするピルをずっと服用しておりました。かれこれ5年ぐらいかな。

しかし、一昨年の検診時に、ピルは今後ずっと飲み続けていかなければならないことを、改めて先生に言われまして。
その後、無い頭でそれなりに考えて、食生活を変え、できるところまで自分の身体でがんばっていこうと決意。ピルの服用をやめてから、今で1年近くになるですよ。
やめた後、生理が元に戻るまでしばらくかかりましたが、今では周期もはっきりしたので、少しずつ人体実験を始めたところです。


一般的に、ベジタリアンの人達は、生理が軽い傾向がある、ということは聞いておりました。排卵はしているが、経血がない、なども。
考えてみれば当然かも、と思うのは。
身体から出てくるものや症状を排出・排毒とするならば、生理も排出症状であるわけで。身体に余分なものを取り込んでいれば、それの排出の為に生理が重くなるのは、当たり前のことなのですよね。
菜食が身体に合って、量も適度であるならば、身体は負担が少ない分、外に出さなくてはならない不要物もないわけです。
そういう意味では、出産って、女性の究極の排出なのかもしれませんなあ。(しみじみ)

まだ実験を始めたばかりなので、大してわかったことはないのですが。
排卵日を過ぎたあたりから、食欲が増してくるのですが、そこでうまくコントロールできた時には、予定日に生理らしき反応はあっても、出血はほとんどなく終わり。
が、食欲のままにドカ食いを続けた時は、予定日より2日早く生理が始まり、経血も3日継続。初日は結構な頭痛もありました。痛みも排出症状ですよね。
まだこんなことしか体験できておりませんが、すでに面白くて、次回はどうしようかと考えております。(殴) とりあえず、布ナプキンが魅力的。

ちなみにこれは、口に入れる食べ物に限ったことではありませぬ。
自分の周囲の環境全てをひっくるめて「食べ物」と考えれば、たとえば界面活性剤使用のシャンプーとか、仕事で受けるストレスなども、量が過ぎれば排出されなければいけないもので。
実際、取り出した卵巣のう腫の塊を開いたら、合成洗剤の匂いが漂った、なんていう話も聞いたことがあるぐらい。
なので、食材以外にも気を配るべきところは色々、と思うです。


もう一つ、乳腺の話もございます。

私はお嬢を100%母乳で育てまして、断乳も何の問題もなかったのですが。
一箇所、乳腺が詰まったままのところが残ってしまい、以来生理の時に痛んだりするようになってたのです。

めんどくさいのが、婦人科検診で毎回ひっかかることでして。
先生もわかってはいるのですが、触診してまだ消えてないことを確かめ、マモグラム&超音波検診を受けさせる、ということを繰り返し。
婦人科検診は1年に1回なのに、マモグラムはしばらく3ヶ月ごと、それから6ヶ月ごとに受けさせられておりました。
確かにねえ、それがある時から悪いものに変わらないかどうか、チェックしておく必要がありますからねえ……

しかし、ほぼ菜食生活になってから、2年経過後の前回の検診では、初めてひっかからなかったのですよ。
これならマモグラムもしばらくいらないわね、と言われて、去年は免除してもらえましたです。

乳製品をあまり摂らなくなったことで、詰まりが緩和されたのかなあ、と自分では勝手に思っております。イエス、ぽじてぃぶ。
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余談としてではなく、独立して書くことになった途端、長々とぼやき続けるのが私流。イエス、開き直り。
個人的恥さらし記録の終了です。

蛇足ながら、写真は先日見られた月虹byお嬢撮影、です。や、月虹だと思ったんですがどうでしょう。(聞くな)
幸せが訪れる印だそうなので、皆様におすそわけ。
お月様、お願いです、もっとマトモな頭と、欲に負けない強さを下さい……!(すでに神頼み)(自力は諦めた)
by senrufan | 2010-03-10 13:15


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