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あの日、あの時、あの場所で

「ひとつの扉が閉じたら、もうひとつの扉が開く。だが往々にして人は閉じた扉を悔しそうに長いこと見つめているので、別の扉が開いたことに気づかない」
   ----- アレキサンダー・グラハム・ベル
       (スコットランド人、発明家、1847年3月3日生まれ)


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バレンタインデーがGirl's Holidayなら、3月3日はまんま、Girl's Day
誰もお祝いしてくれないオバサンは、自分で勝手にその気になる、というワザを身につけました。(開き直り)

ようやく地元のオーガニックいちごが出回り始めたので、みるまゆさんのレシピで、苺の米粉蒸しパンなど。
残りのいちごはロー・ストロベリー・ケーキか、ストロベリー・スクウェアにする予定です。

しかし蒸しパン以上にヒットだったのが、Rogiさんから日本のお土産にいただいた、愛らしいひなチョコでございました。
くーっ、やっぱり日本のチョコはんまい! 和風な味がまた嬉しい!(感謝&愛)
お嬢に、沢山あるから、現地校に持って行ってお友達と食べれば?なんて言ってたのですが、持って行かせないでほんとに良かったです。どケチババアと呼ばれていい。


美味しいものがあるだけで、すぐに喜色満面になる、ちょー単細胞なワタクシですが。
更に全身が暖かくなれるのは、出会いがある時であったりするのです。

* * * * *

【個人的事情】

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Wさんへ

今日は本当にありがとうございました!
夢中になってしまって、時計を見るのを怠ってしまい、申し訳ありませんでした。お疲れになりませんでしたでしょうか。あの後は、ゆっくりお休みになられたのだったら良いのですが。

それにしても。改めて思い返しても、奇跡のよう、と言ってもいい出会い方でしたよね。
あの日、Cafe GratitudeでGrand Opening Partyをやってること、本当に知らなかったのですよ。
ただ、少し前にお嬢が、「Gratitudeのミルクシェイクが飲みたいなあ」と言っていて。
週末になったから行こうか。うん、じゃあ3時ごろに出ればいいかなー。
そんな、何も考えない、ただそれだけの出発だったんですね。




着いてみたら、すごい人だかりで。うわやべ、今日は貸切かなんか?オーダーできるんか?と、しばし不安になって。
レジに辿り着いてみて、ようやくそんなパーティがあると知って、たちまち喜色満面でしたよ、ええ。だって、ローフード大好き母子の周りで、あれもこれも試食し放題だったんですからね! ディズニーランド以上のコーフン状態。なんてお手軽な(笑)

注文したものをレジで待っている間、お隣に立っていた方も待ってるんだなあ、とぼんやりしか意識してなくて。
「日本人の方ですか?」と話しかけられた時は、やっぱりわかりましたか、この和顔&日本人体形、とツッコミそうになり。
言葉を交わしながら、感じの良い方と会えた、とひそかに喜んだ直後に、
「まさかMiyukiさん?」
と聞かれるなんて、全くこれっぽっちも、カケラも予想してなかったのでございます。

しかも、るしあママさんから、同じ市に住んでいらっしゃる方ということでお話をうかがっていたWさんだなんて、数秒間、一体何が起こったのかわからないぐらいに驚いてしまったのです。


あの時は、衝動のままに抱きついてしまってごめんなさい。
嬉しくて嬉しくて、自分でもどうしようもなくて。
ここのところ、ブログを通じた嬉しい出会いが続いているおかげで、元から舞い上がり気味で。
それに加えてちょうど前日に、るしあママさんからのコメントで、夢に私が出てきたとうかがっていたりしたこともあって。
呼んだとか、呼ばれたとか、引き寄せとか、ご縁とか。言葉にすれば、そんな候補が上がったのでしょうけれど。
言葉という形をとることもできず、ただただ胸がいっぱいで。涙だけがこみ上げてきて、どうしようもなかったという醜態をさらすことになってしまい、大変お恥ずかしゅうございましたです……

そして、落ち着いたところで、改めてきちんとお会いできた今日。
あの時にぐわわーーっ!とこみ上げてきた衝動の代わりに、じんわりとお日様の下で暖められるような、しみじみとした喜びがずっと持続しておりましたよ。


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るしあママさんは、Wさんについて、私にはわざと詳しい話はされなかったのです。
ただ、病気でいらっしゃること。外出もなかなかできず、PCも辛い時がおありなこと。
その治癒の為もあり、色々と食生活も気を使っていらっしゃることだけをお聞きしておりました。

同じ市に住んでいて、同じ方とご縁がありながら、私がご連絡をためらっていましたのは。
思い切って電話させていただいた時に、具合が悪くていらっしゃったらどうしよう、とか、そんな躊躇も勿論あったのですが。
ノーテンキに、ゆるーく人体実験、などと言いながら菜食生活の私の態度が、お気に触ったらどうしよう、とか。こんな生半可な自分がお会いする資格があるのか、などと。
何もわからないままに、ただただ臆病になってしまって。人見知りの虫が、いつも以上にデカい態度で居座ってしまったことを、ここに白状いたします。

それでも、私がとても惹かれているるしあママさんが、いつか必ず会いたい方とおっしゃるWさん。
お会いしたい、お話ししたい気持ちだけは、ずっとずっと心にあって。
それでも、どうしても勇気が出ないままの私を、とうとう神様も見かねた様子。
こんな形で機会を与えてくれるなんて、思わず神社からお寺から教会まで、全てお礼参りに参上したい気分です(笑)


知りたくて、知り合いたくて、色々とお聞きしたり、打ち明け話をさせていただいたり。あっという間の1時間でしたが、きっと1年分の密度で過ごせましたよね。
連絡をとれなかった自分の臆病さを、情けなく思っておりましたが。お話ししながら、笑顔を拝見しながら、もしかして今お会いできたことは、ベストなタイミングだったのかも、などと、ふと考えてしまったのです。

ようやく、心から信頼できるお医者さまに巡り会って、少しずつ元気になっていらっしゃる現在。昨年だったら、こんな風に外出しておしゃべり、ということは、なかなか難しかったのかも、と思い。
同時に、昨年の私は、今以上にダメダメなヤツでしたから。
あの頃お会いしていたら、それでお付き合いをお断りされていた可能性もあったぐらいでしたから。(……)
まだまだそこから数センチしか前に進んでおりませんが、今日お話ししてくださったことが、昨年よりはずっと良い状態で自分に染み入ってくれたのでは、と嬉しく感じておりました。

玄米菜食、生菜食、甲田療法、ローフード……色々と試されてきて、ご自分にとって何が合うのか、何を身体は欲しがっているのか、深いレベルで模索されてきて。
食べ物自体も大事なのだけど、それ以上に、受けとめて咀嚼する、本人の心が一番の。
そのお言葉が、一昨年よりも昨年よりも、今の私には更に意味を持って響きます。

私自身は、遥かに浅いレベルではありますが。
それでも食生活を変えようとしてからは、年単位で数えられるだけの時間が過ぎて、心と身体の実感を経て辿り着いた位置。
言葉にすればごく簡単なのに、身体のもっと広い部分でそう言えるようになるまで、こんなに時間がかかるとは予想もしておりませんでした。自分のオロカさを見くびっておりました。(ちみっと涙)

それでもまだまだ、入り口付近。これから果たして、どれだけ前進できるやら、は、神様だけがご存知ですが。
こんな粋な出会いに恵まれたことは、もしかしてちょっとは希望を持ってもいいのかなあ、と。可能性はゼロではないのかも、と。

自分をごまかさない、ということは。とらわれずに選ぶ、という意味は。
これだけ長く生きていながら、ようやくそんなことを考えるようになった私にとって、大きな励ましと温かさを、両手にいっぱいいただいた一時でございました。心から感謝しております。


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今度、電話でお話ししましょうね。そして、次に会う約束をしましょうね。
次に会えた時は、Gabriel Cousensのことについて教えていただけますか。
検索してみたら、あちこちで目にした本の著者の方だったとわかって驚きました。
その次は、更にその後は。そんな風に、一回一回を噛み締めながら、ゆっくりじっくり、一緒に過ごせる時間を重ねていきたいです。

そしていつかは、るしあママさんと3人で。
その時に、少しでも恥ずかしくないレベルでお二人とご一緒できるように、もっと自分を磨いていきたいのです。

楽しい時間をありがとうございました。
早い再会を、心から願っております。


Miyuki
by senrufan | 2010-03-03 13:20


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