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今年も作りました、栗の渋皮煮
例年通り、月森紀子さんのマクロビレシピです。

今回で4年目となる渋皮煮ですが、今までで一番上手くいったと思います。
いや、味ではなくて、栗の剥き方なんですけどね。(……)

別に何を変えたわけでもなく、今まで通りに一晩水に漬けておいて、皮剥き道具と手を使っての剥き剥き作業だったんですが。
ぶきっちょこの上ない私は、必ず数個は渋皮を剥いてしまって、使えない栗を作ってしまう、とか。
なんとかならないかと祈りつつ、それらも入れて煮てみたら、あーらやっぱり崩れてぼろぼろ、とか。
飽きもせず、そんなことを繰り返していたんですね。(ばーかばーか)

ところが今年は、ちょっと傷をつけたものはあっても、大多数が無事。
しかもその傷アリのものも、最終工程までいっても無事なまま。
大粒でしっかりした良い栗に出会えたようで、本当にラッキーな回になりましたです。
半分はゆっくり食べて、残りは冷凍して、お正月に備えようと思います。


但し、右親指の爪を剥がしたのは、例年通りでございました……

* * * * *

【ベーカリー】

カフェを出て、ayuminさんと向かった3軒目のターゲット。
それは、アイルランドのベーカリー

ナンチャッテ英国好きな私、スコーンはやっぱりイギリス流がお気に入り。
国同士のあれこれはあっても、そのお隣りのアイルランドの焼き菓子も、きっと好みに違いない。ソーダブレッドも大好きで、時々家で焼いていた分、その本場というのも気になるし。
そんな思いから、ずっとこの店に来てみたいと思ってた。

そしたら、先に行ってくれたじゃないか、憧れのみかしゃんが。(感謝!)
彼女の保証付なら尚のこと。思いっきり期待して行ったんだ。




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St. Patrick's Dayでお馴染みの、アイルランドカラーの緑色。
扉を開けて入ってみて、てっきりソーダブレッドとスコーンぐらいと思ってたアサハカな私は、品揃えの豊富さに驚いた。
というか、一見それほど多くないように見えるんだけど、よく見ると何種類もあったのね、みたいな。


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通りに面したウィンドウの前には、数種類のスコーンにソーダブレッド。
カウンター兼用のガラスケースには、キッシュ、タルトにパスティも。
さらにその奥には、ハード系ブレッドの類もね。

スコーンとソーダブレッド、としか考えてなかった私は、うおおぉどれを買えばいいんだああぁ、とたちまち嬉しい悲鳴。
だってだって、黒ビールのギネスブレッドとか、シェパーズパイとか、ミンスパイも食べてみたいし、ルバーブタルトなんて魅力的だし!(はあはあ)


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そんな迷い子に、天使の助け。惜しみなく盛られたサンプルが2~3箇所。
しかし、そこで躊躇なく全部を口にできるほど、ずうずうしくもなれなかったんだけど。(どうしたアタシ)(熱があるんか)
おまけに食べてみたら、それも欲しくなっちゃって、かえって我が身を追い詰める羽目に。


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悩んで悩んで、結局初志貫徹で、スコーン2種類、ソーダブレッド、バゲット。これだけにとどめたよ。
美味しかったら、また来よう。そう、我と我が身を励ましつつ。(ちょっと涙)

クレジットカードは受け付けず。現金のみのお取引。
そんなところもアイルランドだよね、なんて、相変わらずの独断と偏見でもって、後ろ髪を引かれながら店を後にしたのだった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*

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帰ってから、お嬢と一緒に早速味見。
まずは、本命のIrish Soda Bread
プレーン(Brown Breadとなっていた)のと迷ったけれど、旦那がドライフルーツ入りが好きなので、これはレーズンバージョン。

実はこちらでソーダブレッドって、ほとんど買ったことがないのだけど。
私が作るのだと、ざっくり・さくっとした固い食感で、あまり長時間持たない、というイメージだったんだよね。

ところがこれは、むしろ私の思うところの、スコーンやビスケットに近い食感。
歯応えふかっ、中身はみちっ。食事系ではなくてスイーツ系。本場はこうなのかなあ、と新鮮。


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スコーンは、チョコチップとブルーベリーを1つずつ。
こちらは期待したものに近くて、やはりふんわり・みっちり・甘さ控えめ。アメリカのざっくりスコーンも良いけれど、英国好きな私には、こちらのタイプがより嬉しい。


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Irish Crusty Breadと名がついていて、お店のお姉さんによれば、バゲットのようなもの、とか。
ハードブレッド好きな私達、その大きさにもめげず(長さ40cmはあったと思う)、1本ずつ抱えて帰ったのだ。

これに関しても、予想がはずれ。頭の中にあったバゲットより、ずっとソフトで軽い。
外側の焼き色が薄いことから、軽いかなー、とは思っていたけど、ソフトフランスのでっかい版、といった感じ。
なので、軽さと食べやすさを利用して、バゲットサンドにたっぷり使ったよ。(んまかった)


今回のベーカリー、予想的中率・一勝二敗。
ま、実際は、私が相変わらずロクに知識を増やさないまま、元々の乏しいイメージだけで訪ねていったから、だよネ!(さわやかに)
しかし、どれも十分美味しかったので、満足度の予想は的中だ。えっへん。

あ、も一つ予想がはずれたのが、意外といいお値段だったこと。
おかげで、買い漁り防止になったけど。


試食してからようやく調べてみれば、やはりあのIrish Brown Breadを食べてみないことには始まらないような気がしてきてね。
全粒粉を使ったcrustyな食感のパン、と書いてあるレシピが幾つかあったんだよ。
それを食べたら、ようやく本場のソーダブレッドのイメージができるかなあ。無事に買えたら、食事はBrownで、デザートはレーズンのにしようかなあ。(広がる妄想)
と言いながら、たった一軒で、アイルランドのパンを決め付けちゃいけません。はい、わかってます。

次回にサンフランシスコに行く時は、ここに寄れるようなコースを考えたい、なんてな。


John Campbell's Irish Bakery
5625 Geary Boulevard,
San Francisco, CA 94121
by senrufan | 2009-11-15 10:25


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