試行錯誤の道行は (後)

Halloween
Birthday of Chiang Kai-Shek (Taiwan)
National UNICEF Day


日系ストアで、みりんを買いました。

アルコール分が入ってるから、と、身分証の提示を求められました。



キッチンドランカーになった気分です。


* * * * *

【アクティビティ】

さくさく書いて、終わらせよう。
瀬戸蔵記録の続きです。




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6. 瀬戸3万年の歴史

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旧石器時代に始まる瀬戸の歴史。発掘調査で得られた遺跡などの成果をもとに、年代順に展示されています。


7. 瀬戸焼の歩み

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古墳時代から現代に至るまで、瀬戸で作られてきたやきものを、時代を追って展示。
瀬戸焼の多様性と、時代による変遷が学べます。

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幕末以降、国内では、陶磁器製品が日常の飲食器として一般化すると共に、輸出用の洋食器の生産が開始されたことにより、飲食器の生産量が向上しました。
瀬戸でも、生産品は輸出品を主体とするものに変化し、鋳込成形による砂糖入、ミルク入などの袋物の生産が得意分野となっていきました。


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面白かったのがこちら、瀬戸ノベルティ
明治中期の簡素な人形生産を始まりとして、第一次大戦後、陶磁器製人形・玩具の主要輸出国であったドイツの生産が途絶えたことにより、瀬戸で輸出用のノベルティの生産が本格化しました。
第二次大戦による中断をはさみ、戦後は食器類をもしのぐ、瀬戸の一大生産品に成長したそうです。

陶磁器は、明治以降の「近代化」の中で、絶縁性・耐酸性などの特性を活かし、工業や建築などの分野に進出していきます。
中でも、碍子を始めとする電気用品、タイルや衛生陶器(便器)といった建築用品は、電気の普及・建物の洋風化により需要が高まり、瀬戸でも早くから生産が開始されました。
特に電気用品は、大正の終わり頃から、飲食器に次ぐ生産額を誇るようになっています。


8. 瀬戸蔵

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こちらの瀬戸蔵という建物は、2・3階がミュージアムで、1階は店舗とレストラン、他には会議室やホールなどを有してます。
「せと・まるっとミュージアム」という謳い文句の元、博物館や美術館に見立てたまちづくりを推進する瀬戸市の、中心的な建物となっているそうです。


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1階にあるお店は、通常の土産物屋ではなく、結構な広さの食器屋さん。
一般的な工場生産品から、市の作家さんの手による新作食器まで、幅広く扱ってらっしゃいます。


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「窯場食茶房・蔵所」という名の和風レストラン。窯場(モロ)を模した小部屋もあるそうですが、入った時は気づかなかったな。
味噌カツ定食やひつまぶしも、しっかりメニューにありましたよ。


瀬戸蔵
愛知県瀬戸市蔵所町1-1
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というところで、尾張瀬戸駅での観光は終了。
frogfreakさんにも会えたし、食器も買えたし、いやいや、楽しい一日でございました。

残念なことは一つだけ。この後、夕食の為に目指したマクロビレストランが、「しばらく休業します」となっていたことで。(あああああ)
玄米菜食のお店が増えてきたようで喜んでますが、同時に、こんなお知らせを耳にすることもたまにあって、経営の難しさを知らされます。

今回の日本滞在で思ったのは、日本という国は、ベジタリアンの人間が外食するには、まだまだ大変、ということで。
前からインドの人などには聞いていたのですが、自分がベジになってから、ようやくその事実を実感したのです。


「やきもの」は、原料である土や釉薬が、火で焼くことによって変化が起こり、初めて「やきもの」と呼べるものになります。
なので、焼成中の炎や空気の加減によって、その仕上がりに大きな変化がある為、古来より人は、様々な焼き方の工夫を凝らしてきました。
原料しかり、焼成用の窯炉もしかり。瀬戸焼の歴史は、やきものに携わる人々の、工夫と苦闘の歴史そのもの、なのですね。

菜食の歴史も、世界では古代からのものでありますが。日本で一般に浸透し始めたのは、まだごく最近のこと。
食事の欧米化の歩みが、ようやくゆるんできたかなあ、と思えるようになった昨今、精進料理という十分な基盤を有する国で、菜食主義がどんな工夫や変化を経験していくのか。
先がとても楽しみであると同時に、何かの形で応援していけたなら、と思うのです。
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by senrufan | 2009-10-31 05:35 | Trackback | Comments(4)
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Commented by すれっぢ at 2009-11-03 09:28 x
TOTOもNGKもみんな元はあの辺りの企業ですしね~。

瀬戸際ってのも関係あるのかと思って調べたら、焼き物の瀬戸とは
関係ないそうで。
Commented by Miyuki at 2009-11-03 12:12 x
*すれっぢさん
すごいー、すごいー! すれっぢさんに全ておまかせしたいー!(尊敬)
でも、さまんたさんは渡しませんから。(再びライバル宣言)
Commented by peartree22 at 2009-11-07 15:00
器が好きなので、このミュージアム訪ねてみたいです。
実は母の実家のトイレが瀬戸物で、青い唐草模様かなにかでした。
とはいえ、母の家はすっごく貧乏で、トイレは離れの掘っ立て小屋。
子供心に夜などトイレに行くのがすっごく怖かったのですが、便器だけは
豪華なのが面白かったです。なんでも祖母の兄(海外暮らし経験者)が瀬戸で作らせたものだったらしく。

祖母が亡くなった後は実家は壊して、土地は人に売ってしまったのです。
さすがに便器だけ持ち出すのも(笑)。
とっても懐かしい気持ちになりました。
Commented by Miyuki at 2009-11-09 00:55 x
*ちゃんさま
ええっ、一般家庭にもやっぱりあったんですか!
海外では普通だったんですかねえ。そういえばトイレがなかった頃のおまる、華やかなものも色々あったような。

私も、祖母の家はボットン型だったので、怖くてたまらなかったのを覚えてます(笑) せめて周りが花柄だったらな~。


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