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進化は共存のアナグラム (4)

Anniversary of the Slovak National Uprising (Slovak Republic)

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【アクティビティ】

California Academy of Scienceの旅、最終回。(ぜーぜー)
蒸し蒸しとした環境から、再びカリフォルニア気候に戻ったなら。
その爽やかな空気を満喫する為に、今度は屋上へとまいります。




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11. The Living Roof

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屋上へと上がってみれば、そこに広がっているのは、原っぱとガラスの織り成す風景です。

7つの波が立つ形に設計された、2.5エーカー(約1ヘクタール)という広さの屋上。
カリフォルニア在来種の野草が生え育った屋根は、環境対策建築物としての気を大いに吐いています。
この博物館を設計した建築家、Renzo Riano氏は、この屋根上の丘が、”City of Seven Hills”として、サンフランシスコの名物になることを願ったそうです。

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中でも大きな2つの丘は、プラネタリウムと熱帯雨林のドーム2つの屋根。
換気だけでなく、ビル内の熱せられた空気を外に逃がし、ヒートアイランド化を抑制する効果が。

また、植物が二酸化炭素を酸素に変え、雨水流出を防ぎ、冷暖房に要するエネルギーを抑えます。
断熱効果に優れた緑の屋根のおかげで、ビルの屋内は、通常の屋根の建物より5~6℃低いそうです。

関係ないけど、この丘を初めて見た時に、思わず「……王蟲」と思ったのはアタシだけですか。

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12. Others

チケット
入場チケットは、大人・子供・シニアなど幾つかありますが。数回通うであろう方は、特にご家族そろっての場合は、いっそメンバーになられるのはいかがでしょう。
なんせ、大人一人$24.95のCAS。4人家族だと、1回で$80ぐらいかかってしまいます……

IndividualやFamilyなど、幾つか選択肢がありますが、たとえばファミリーの$159なら、4人家族で2回来れば元がとれる計算ですな。


無料開放日
毎月第3水曜が、入場無料の日です。
が、平日の有料の日でもこれぐらいの混み具合なので、無料日は一体どんなものか(ぶるぶる)
また、サンフランシスコ市在住の方には、ZIPコード別に無料の日があるそうですよ。

来館するのに、自転車かMUNIバスを利用すれば、$3引きになるという特典も。
MUNIの場合は、Transfer ticketを見せればいいのですが、自転車の場合は自己申告制で、証明はヘルメットを見せるとか、バックパックに付けた点滅ライトを見せるなど、交渉次第とか。


ツアー
他にも、見所色々のCAS。より詳しく知りたい方は、ツアーに参加されるのも一興です。
現在のところ、以下の3種類のツアーを提供中。

Platinum Behind-the-Scenes Tour
NightLife VIP Tour
Multimedia Audio-Visual Tour(日本語あり)


NightLife
10月末までのプログラムで、木曜の夜6~10時まで。
これは、21歳以上の大人のみが対象。だって、お酒や音楽を楽しみながら、というプログラムだそうなので。


Dining&Shopping
食事ができるところは4箇所。残念ながら、今回はどこも利用しておりませぬが。

Academy Café
カジュアルなファストフード的なカフェですが、サンフランシスコの人気ベトナムレストラン、The Slanted Doorの系列で、アジア系の軽食が多いとか。

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カフェから運ばれたサンドイッチやホットドッグなどは、館内のPiazzaとEast Gardenでも購入可能。

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Moss Room
オーガニックで旬の地元食材を。そんなポリシーのこちらは、カリフォルニア&地中海系のレストラン。

Academy Store
こおゆう、博物館や美術館内のお店は大好きです。
見学した後だと、ついつい本類を買いたくなってしまうので、危険ゾーンでもあるんですけどね。

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駐車場
Golden Gate Park内で、4時間まで無料路上駐車が可能です。
しかし、かなり遠方でないとスペースが見つからなかったりしますし、これだけ内容が濃い博物館では、4時間では足りず、一旦駐車し直さなくてはいけない場合もあるようで。
有料になりますが、地下に駐車場があるので、そちらに停めるのもよろしいかと。但し、こちらもかなり混みます。
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駆け足でしたが、とても楽しい半日でございました。
お嬢がもっと小さければ、メンバーになって通うのですけど、もうそんな年齢じゃない&そういう趣味じゃないのですな、我が娘。(遠い目)

他にも、とても紹介しきれないほど、沢山のものが目白押し。
その分、専門(?)の水族館などに比べると、”広く浅く”の印象がぬぐえない、というのもあります。

しかし、子供たちに科学や自然への興味をうながすという意味では、とても良い博物館の一つ。
それも、環境というファクターをはずしては何も成し得ない現在、建物も展示もひっくるめて、我々に提供してくれる物は大変に大きくて。

カリフォルニアという土地だからこそ、これだけの内容のものが出来上がったのだ、と思うと、ここに居られる幸せをじんわりと感じずにはいられないのです。

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California Academy of Science
55 Music Concourse Drive
Golden Gate Park
San Francisco, CA 94118
by senrufan | 2009-08-29 13:57


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