選ぶ道筋は異なるが

Herose Day (Zimbabwe)


日本のニュースをTVで観るたび、政治の、選挙のニュースにうんざりしまくっております。(暴言)
や、もちろん、大事なことだとわかってはいるんですよ。いるんですけど。

観ながらふと思い出したのが、私の理想の男性の一人であるダンブルドア校長@ハリポタシリーズ、の言葉であります。
「権力を持つのに最もふさわしい者は、それを一度も求めたことのない者なのじゃ。やむなく指揮を執り、そうせねばならぬために権威の衣を着るものは、自らが驚くほど見事にその衣を着こなすのじゃ」
                     ------- 「ハリー・ポッターと死の秘宝」より

* * * * *

【映画】

b0059565_13122919.jpg映画「Harry Potter and the Half-Blood Prince」を観に行って来ました。ハリポタ映画の6作目です。
元々、昨年の11月に公開予定だったところ、7月まで延びてしまったものなので、随分とお久しぶりな気がする再会でありました。




さて、ストーリーについては、今更私ごときが紹介するまでもないので、あっさり割愛。
個人的感想は前作、つまり「Harry Potter and the Order of the Phoneix」の感想から、計らずも続いた形になります。
というのは、前作から監督がデビット・イェーツに代わり、作品傾向がぐっと変わった、と思ったのですが、それが今作では、更に拍車がかかった印象を持ったから、であります。

前作でも書きましたが、原作アリの映画では、作り方が2通りあると思うわけで。つまり、原作通り忠実に作るか、映画と割り切って、全く新しいストーリーにするか。
前者の場合、原作に抱くイメージが個々に異なる為、必ずしも監督のイメージと一致するとは限らないし、後者においては、そのエピソードが気に入るとは限らない。まあ、これは原作があろうがなかろうが、どの映画でも同様なんですがね。
で、ハリポタの場合、私は前作に、「原作に沿った形で一気に駆け抜けた」という印象を持ち、それに対して、理解はするけれど賛成はしない、みたいな感想だったわけです。

今作は、それに輪をかけたというか、もうすでに別世界を見ているような雰囲気のものに仕上がってました。

エピソードをはしょるのは了解済みですし、前作のように、全般的にスムーズに流れるのも、覚悟はしていたのですけど。
前作から強調され始めた、「ゴシック調」の色彩が、更に耽美度を増して、ハリーの成長物語というより、魔法界という別次元を描いた連作映画のような。
全般的に紗がかかった、セピアやモノトーンに近づいた色合いの世界の中、登場人物の感情のあれこれまでが、ゴシック風の雰囲気と共にぼかされてしまっていたなあ、と。
結果、前回抱いた物足りなさを越えて、これは別の作品だ、と思う出来でした。

って、決してけなしているわけでもないのですけど。個人的なイメージと違う、というだけのことで。
ただ私のように、登場人物の心理や感情の描写に惹かれる向きには、今作のような雰囲気重視の映画は、原作を読んでる分、違和感や不満を感じてしまうのはどうしようもなかったのでございます。と、言い訳してみるテスト。


しかし、雰囲気重視な分、さすがに美しい映像の連続でございました。
過去の記憶への旅や洞窟のシーンなど、謎めいたあれこれを見事に醸し出す効果の連続。ハイクオリティ、の一言です。
そういえば、テーマ音楽も変わってましたね。

レギュラーキャストの成長も楽しみなこのシリーズ、ダニエル・ラトクリフは、今作では前回とあまり変わってないかな。成長期のピークは過ぎたか。
いつの間にやら、ジニー役のボニー・ライトに背が抜かされてるし。
ますます美しさを増したエマ・ワトソンは、すっかりヤングレディのたたずまい。ルパート・グリントは前のまま、「いいガタイ」のお兄ちゃん。
前作での情けなさっぷりが心配だった、マルフォイ役のトム・フェルトンは、やはり線の細さは否めないものの、やつれた感じが苦悩度を上げてて良かったですな。

アラン・リックマンも、マギー・スミスも、健在ぶりが喜ばしく。
ヘレン・ボナム・カーターは、一番この映画の雰囲気にふさわしく。ベラトリックス役のイメージからすれば、やや逸脱した感があるのですが、以前からのファンなので何でも良いのです。(殴)

新しいキャラとして、スラグホーン役のジム・ブロードベント。演技もすばらしく、個人的なイメージに良く合ってて、嬉しい限り。
11歳のトム・リドル役のヒーロー・ファインズ・ティフィン(すごい名前だ…)は、ヴォルデモート役のレイフ・ファインズの甥だとか。
彼は良かったのですが、18歳のトム役のフランク・ディレインは、ちょっと違う……なんで2作目のクリスチャン・コールソンじゃないのだ。フランクを選んだ時点で、いかに監督がお耽美に傾倒しているかという証明に(激違)

そして、今作での最大級の主役である、ダンブルドア。私の理想の彼。(ひつこい)
でもでも、どんなに演技が上手くとも、やっぱりマイケル・ガンボンじゃないのです……っ!(泣き伏す)


次作がとうとう最後、と思いきや、次は2部に分けての製作になるのですね。
となれば、長さとしてはかなりの余裕ができるので、その分どれほどのエピソードを詰めこんでくれるのか、どれほどキャラを生き生きと描いてくれるのか、大変楽しみなところであります。

次は2010年、そして2011年か……その頃には、ローリングの新作が出版されてるかなあ。
と、その頃の自分の年から目を背ける試み。(殴)
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by senrufan | 2009-08-11 13:09 | Trackback | Comments(2)
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Commented by mame-honey at 2009-08-15 15:20 x
ハリポタ、、私はパート4で止まってます。アランリックマンが大好きで、彼の演じるスネイプも大好きなので映画も結構好きだったりします。でも、ダンブルドア、、の役者さんはマイケル ガンボンが最高でした。Miyukiさんの意見にとっても同感です。
Commented by Miyuki at 2009-08-16 11:02 x
*mame-honeyさん
私も私も! リックマン好きなのです~! ハリポタの1の時は、うわあ、随分とつくっちゃって、と思いましたが、今となっては、あれじゃなきゃ、と思うようになりました。愛です(違)
そして賛同、嬉しいです~! そです、今の役者さんじゃなく、1・2のリチャード・ハリスが良かったのですよね……惜しい方を亡くしましたねえ(涙)


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