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光を集めて身の内に

Labor Day


The Meaning of Success
To laugh often and much;

To earn the respect of intelligent people
and to win the affection of children;

To earn the appreciation of honest critics
and endure the betrayal of false friends;

To appreciate the beauty in nature and all that surrounds us;

To seek out and nurture the best in others;

To give the gift of yourself to others
without the slightest thought of return,
for it is in giving that we receive;

To have accomplished a task,
whether it be saving a lost soul,
healing a sick child,
writing a book,
or risking your life for a friend;

To have celebrated and laughed with great joy and enthusiasm
and sung with exaltation;

To have hope even in times of despair,
for as long as you have hope, you have life;

To love and be loved;

To be understood and to understand;

This is the meaning of success.
                     - Ralph Waldo Emerson

* * * * *

【個人的事情】
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ずっと内緒にしてきましたが。
実は隠し子、がいるのです。(告白)




なんて言ったところで、信じる人はいらっしゃるまい。
はい、その通り、ほんとは大事な友達の娘さん。今は原石の宝物。


ベビーシッターをやらないか、と彼女から声をかけられたのは、1月下旬のこと。
日本のように、近くに祖父母や親戚がいるわけではないこちらでは、友達同士の助け合いは命綱。ましてや、子育てという激務の真っ最中はね。
めでたく2人目懐妊、という嬉しい知らせと一緒に、彼女がもたらしてくれたこの話は、しかしその場で即答できるものではなかったの。だってほら、そこはだからね。

自分の子育てすら、成功とは到底言い難いのに、ましてや人様の大事なお嬢様。
性格をゆがめてしまったらどうしよう。
……普通は、事故やケガを心配するんだけどね。そこはほら、だってだからね……(半目)

私だけでなく、旦那まで同様の不安を抱きながら(…)、まずはお試しで1回やってみる、というところからスタートしたんだよ。


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始めた当初は14ヶ月に入ったところで、まだTerrible Twoからは距離があり。
そんな時期にいる彼女は、ベビーからは足抜けしつつ、でもキッズには間があって。
結局、清水の舞台もかくや、の覚悟で始めた週2回のベビーシッターは、数時間の逢瀬があっという間の、毎回驚嘆に満ちたものになっている。

子供はすぐ覚える、とか言うけれど。
実際にその目で確かめる早さは、スポンジが水を吸収する以上のもの。正しく、TVショッピングで出てくるような、ちょー吸収布巾も顔負けの(どうでもいい例え)
教えたその場で覚えて、数日たって再会した時には、すでに細胞の一つに組み込まれ。
遊び方から動作や言葉にいたるまで、全方向に開かれているような視野に入るものは、そのまま全てが彼女の栄養だ。

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あ、お母さんのマネだねこれ、というものを見せては、私達を笑わせてくれるけど。
同時に、あたたた、という動作をコピーされては、すみません直しますすみません、とハラハラと。
かと思いきや、生まれつき、としか言いようがないものも、確かにあって。

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シャベルを片手に、土を掘る動作をしてみたり。
出して、バラして、合わせて、試して、単純動作を繰り返し。
彼女が過ごす一分の密度は、大人の一日分に相当するんじゃなかろうか、と感じ入る。

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ちなみにお母さんからのミッションには、遊び相手だけじゃなく、お昼ご飯の用意も含まれてる。
それは当然、「マクロビご飯を」という意味なので、無い頭をしぼって、お弁当を作ってはいるんだが、これが難しいったらありゃしない。
そりゃそうだ、どうしたってお母さんのご飯に勝るものはないんだから。たかだか週に2回こっきりで、心をつかめるハズがない。(泣き言)
べーっ!と出されて、あああああ、と撃沈したりもするけど、ばくばく食べてにっこりされた日には、その日ずっと笑顔でいられるぐらいに舞い上がる。私はあなたの手のひらの上。

一体どおゆう存在、この天使。
そんなことを大真面目に言いたくなってしまうほど、可愛くて愛しくて、どうしようもないんだこれがもう!!(ばんばん)(机を叩いてます)


白状すると、昔からずっと子供が苦手だったんだよねえ。
結婚してからも、子供を持つことに数年ためらっていたのは、子供嫌いな自分に育てられる自信がなかったからで。
それが特にここ数年、随分と子供好きになってきちゃって、いやはや、人間ってわからないもんだなあ。

それは、娘を育てながら知った、子供という存在。
対等に話せない、自己中の天動説人間の、忍耐力を鍛えるための、みたいなイメージから。
自分が二度と戻ることができない場所に、自分がなくしてしまった力を持ちながら立つ存在、という事実に目を開かされ。
愛しくて、単純で、奥深くて、腹立たしくて。きちんと向き合う為には、自分が築いてきたあれやこれやを脱ぎ捨てて、身軽になってから、が良い具合。
そんなことの一つ一つが、新鮮でまぶしくて仕方がない。


今のところ、お嬢が夏休みに入るまで、という期限付きのベビーシッター。
そして夏には待望の2人目の誕生で、それ以降のことは、またいずれ話すことになると思われる。
それまでにお役ごめんにならないよう、何とかお母さんの役に立ちたいと思いながら、毎回おじゃましてるんだが。だが。

はっと気づくと、あああ今日も私一人が楽しすぎたああああ、となってるので、果たしていつまで続くやら。(涙目)


とにもかくにも、10数年ぶりの子育て(?)は、嬉しい・楽しい・大好きに満ち溢れているのでありました。
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天使の愛らしい成長記録は、お母さんの爆笑ブログにて閲覧可能でございます。
顔写真ばっちりなので、くれぐれも取り扱い注意でお願いいたします。肖像権は母に在り。(大真面目)

ベビちゃんの可愛さはもちろんのことですが、お母さんの懐の深い育て方が、またすんばらしいのでありますすよ~。(尊敬&ぢまん)

カエルが覗いた世界
by senrufan | 2009-05-01 09:52


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