「ほっ」と。キャンペーン

名の大きさにこだわらず

Independence Day (Dominican)

* * * * *

【レストラン】
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近所のモールに、2軒のカフェが続けてオープンした。
両方とも、名の知られたシェフの、新しい店であるらしい。

月曜の祝日、旦那もお嬢も休みなので。映画に行こう、そして、その前にランチを食べよう。
2軒のうち、どちらかをこの日に家族と、もう1軒はその翌週に友達と。相変わらず、遊びの予定だけはばっちりだ。(殴)

しかし話には聞いていたけど、着いてみたら、2軒とも待ちの列ができていて。
最初に入った1軒では30分待ちと言われ、もう1軒は15分待ち。そりゃあ、少しでも早い方に行くってもんだよね。
GoogleのExecutive Chefであったという、Charlie Ayers氏がオープンした、カジュアルカフェ&デリのお店が最初だよ。




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100席以上あると聞いていた店内は、お客さんでぎっしりで。休日らしく、小さな子供も結構いる。
待っているお客さん用に、ゆったりしたソファのコーナーも。そこに身を沈めて、先にメニューを見ながら、注文を決めておこう。でないと、映画に間に合わない。

案内役の受付のおばさまが、なかなかナイスな応対で。次のお客を確認した後、「もうすぐあそこの席があくから、待っててね」といった感じで、まめに声をかけてくれる。
我が家はカウンターで横並びでもいいか、と言われ、そちらに目をやれば、おお、厨房の目の前じゃないか。むしろ、大喜びでうかがいます。

オーダーを取りに来たお姉さんに、その場でさっさと注文を。
旦那はピザ、お嬢はバーガー、私はラップサンド。つまり、そんな感じのカフェメニューがこちらのランチ、ということで。でも、内容は侮れない。

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運ばれてくるのを待っている間、厨房観察が楽しくて。
元気のいいお兄さんやおじさんが、素早く手を動かしながら作っていく。それにまたマネージャーらしき人が、拍手や励ましを交えながら、ハッパをかけている。

ピザ生地を伸ばして具を散らして、オーブンへ。
フライドポテトをボールに入れて、ゆらしながら塩をまぶして。
目の前で繰り広げられる光景は、この店のモットーであるところの、「Slow food served fast」の工程だ。

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店内は、と見渡せば、あちらの開いているスペースが、To Goのデリコーナーらしい。今度のぞいてみなくては。
そして、あちらでオレンジ色に光っているのが、なんと牛乳瓶のシャンデリア。12フィート(約3.7m)の長さで、100ポンド(約45.4kg)の重さだって。
東海岸の古い酪農製品所で見つけた、アンティークのミルクボトルが、それぞれバルブに繋がれて。地震にも耐えられる作りだ、とオーナーがインタビューで言ってたなあ。

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そして運ばれてきたもののうち、まずは旦那の頼んだ、I Need a Miracle Pizza
薄めのピザ生地に、トマトソースを塗って、Mushrooms、Eggplant、Oaxaca-style mozzarellaと、Sunflower sprouts。

これが美味しくて、お嬢も遠慮なしに手を出して。
焼きすぎない生地に、トマトソースの酸味と穏やかなモッツァレラがいい具合。好物のマシュルームもジューシーで。
私が最近はまってるスプラウトは、ほんのり苦味としゃきしゃきのアクセント。

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お嬢の注文は、Veggie Burger
こんがり焼いたバンズの間に、House made vegetable-soy-oat pattyと、Fried onion stringsが、spicy BBQ sauceと共に。
添えられているのはレタスに玉ねぎ、トマトの新鮮野菜と、自家製ピクルス、Shoestring friesがこんもりと。

悪くはなかったけど、同じベジバーガーだったら、サンフランシスコのThe Planet(旧:Lettuce)の方が美味しい、と3人の意見が一致。
こちらのパテは味がほとんどなくて、それにかなり辛いソースをつけているので、ソースの味ばかりがとがってて、肝心のパテやパンの旨味が感じられないというかね。
個人的にこおゆうのは、ちゃんとパテだけでもいい味、ソースはあくまで添え物、というのが好きなので、ちょっとその点残念か。

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私はといえば、Tofu Verde Wrapだよ。
全粒粉のtortillaに、Tomatillo sauceで炒めたBean curd、Brown rice、そしてsmoky black beansと白菜が、くるりと巻かれているんだよ。

うーん、これもベジバーガーと似たところがちょっとあって。
具それぞれの調理の具合はいいし、組み合わせもいいのだけど、これまたソースが辛くって。肝心の具をちゃんと味わいたいのに、ソースに邪魔されちゃうの。
まあ、私が辛いものはそれほど好まないというのもあるんだろうが、なんかこれって、せっかくの素材の風味を妨げてるような。
というより、思いっきり邪推しちゃえば、野菜だけじゃ美味しくないだろう、ソースがなければ食べられないだろう、と言われているような気がしてしまうのは、ベジタリアンのヒガミかね。
ちゃんと旨味を引き出して、そのまま出してくれれば、それだけで喜んじゃう、単純なヤツがここにいるのになあ。


素材は出来る限りオーガニックの、旬の、地元産のものを、という、すでにお約束になりつつあるやり方。
メニューはカジュアル系なれど、それぞれアイディアで一ひねり。BarleyやQuinoaといった雑穀もあるし、Jicamaを使ったサラダもあり。
和食の影響と思われるものも数品あって、玄米にマリネした根菜をのせた寿司の前菜とか、野菜天ぷらとか、マリネうどんサラダ、など。
(関係ないけど、この店のドアにかけられた「OPEN」の札は、なぜか「営業中」という日本語看板であったりする)

素材もアイディアも大いに歓迎ラインなので、これは再訪して、他のメニューも試さねば。
辛くないものを選んで、そちらの味を知ったところで、ファンになるかどうかが決まる、と思うのだ。
*-*-*-*-*-*-*-*-*

場所を移して、こちらはデリコーナー。

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真ん中にどーん、とあるのは、サラダバー。スープも数種類。

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レジの横には、ケーキやデニッシュ類。
華やかなケーキに混ざって、なぜかInariが並んでて、思わず味見したくなる。甘いおいなりさんはこちらで人気だけど、まさかデザートとして、だったのか、という疑惑の念が。

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向かって左側には、サンドイッチやパン、お惣菜がずらり。温かい鉄板の上に並べられてて、その心遣いが嬉しい。
んだが、お値段はちっとも嬉しくない……なんで小さめパニーニサンドが、9ドルもするんだね。(目をむきながら)

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とか言っちゃう、私のようなビンボーな人向けに、こちらは1日経ったスイーツの安売りコーナー。
通常なら2~4ドルぐらいするマフィンなどが、1ドルで売ってるよ。

しかもこの中に、懐かしのAmish friendship breadを発見してびっくり。数年前、こちらの日本人の間で、すごく流行ったんだよねえ。
種継ぎしながら、数日置きにブレッドを焼かなきゃいけないので、食べきれず&やりきれずに、結局挫折したんだった。
久しぶりに食べたいなあ、とつぶやけば、一緒にいた友達が、なんと種を冷凍保存してるそうで、再度びっくり。

今度来る時は、このデリも。
と思いながら、きっとこのビンボーコーナーだけで終わりそうな気がするのはなんでだろう。(だって私だから)


Calafia Cafe
Town & Country Village Suite 130
855 El Camino Real
Palo Alto, CA 94301
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by senrufan | 2009-02-27 08:58 | Trackback | Comments(16)
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Commented by ayumin_moo at 2009-03-02 14:02
このレストラン!先日友人と訪れたのですが、「30分待ち」と言われてあえなく断念したのですよ~。結局、同じモールのフレンチカフェに行きました。そうそう、「営業中」に私たちも反応しました。(笑)
そうですか~。ベジバーガーはイマイチでしたか。最近色々なお店のベジバーガーを試しているのですが、どうも納得の行くもの出会えません。このお店のキヌアのサラダが気になっているのだけど、どうかな~。ピザがとっても美味しそうで、そちらも惹かれます。リベンジする日が楽しみ♪
売れ残りの安売りは嬉しいですね。私もそちらに向かうこと間違いなしです。(苦笑)
Commented by マミィ at 2009-03-02 15:35 x
うむむむ、経済危機の微塵も感じられぬオープンだ!しかも2店舗も。お味見の楽しみがあって羨ましいなぁ。
だけどMiyuki一家のご感想はちょっと辛口のご様子で(笑)それで値段も高いとあっては、だいじょうびかなぁぁぁとフランスで心配しても仕方ないか。

それにしても、甘いおいなりさんがデザートのコーナーにあるとは傑作ですねぇ。

あと、何の映画を観に行ったのか気になるな~~~。
Commented by nikkeilife at 2009-03-02 15:37
うふふ〜カフェも美味しそうだけど、面白かったのがAmish friendship bread。流行りましたね〜。たしか短大に通っていた頃だったかな、母が友達にもらって来て、私も友人に分けました。三回程パンを焼いて、飽きて、挫折しちゃいましたけど。カフェに戻りますが、こっちのサンドウィッチやラップはソースに頼りがちな事が多いですね。ここ数年、塩分に敏感になって来たので、特にそう感じます。どの映画見に行ったのかな〜
Commented by peartree22 at 2009-03-02 15:41
すごく大きなカフェですねぇ。しかも2軒もオープンとは、
こうしたカフェに恵まれていない私としては、うらやましい限りです。
ベジバーガー、いまひとつというのが残念でしたね。
確かに、ソースの味が濃かったり、多すぎたりするのは私も苦手です。
比べてはいけませんが、私の地元は濃い味好みのお国柄なので、そりゃあサラダにもパスタにもこれでもか!と濃いドレッシングやソースがかかって、がっかりします。

おいなりさんがデザート、面白すぎです。
私も実はおいなりさん、きつねうどんって甘いのであまり食べないのですが、なんだか日本で食べるより甘そうですね。
Commented by mame-honey at 2009-03-02 16:02 x
こちらのモールは、カップケーキ屋さんにしか行った事がないです。
ベジバーガー、サイドのフライが凄く美味しそうなのに残念〜。でも、ピザが凄く美味しそうです。私は、デリの方を利用かな、、あ、、でもパニーニ9ドルは無理かも(苦笑)
Commented by shina_pooh_at_sfo at 2009-03-03 02:45
Town and Country Villageに新しいお店が2軒も!こうして開拓してくださるMiyukiさんのおかげで、また行きたいレストランリストが伸びますー。Veggie Burger、見た目はとーっても美味しそうなんですけどね。Fries がこんなに・・・(それだけに飛びつきたい。)今回選ばれてるメニューがベジタリアンなだけで、お店自体がベジタリアンレストランではないんですよね、たぶん。有名店と同系列というもうひとつのレストランもとっても気になっております。。(うずうず。)
Commented by すれっぢ at 2009-03-03 07:57 x
このご時世にえらい強気の値段設定ですね。というか、開店にこぎつける
費用はたんまり掛かったから、それを回収しないとってのがあるのかな。
それでもお客さんがいっぱい・・・・不況の話し、マミィさん日本日記でも
感じましたが、いったいどこの話しなんですかね~。

どうも北米のソースたっぷり・・・場合によっては日記に書かれている通り
素材の味をごまかすためにかけ過ぎでは??ってこと多いですよね。
甘辛のテリヤキソースがドップリなんてやられると、それだけでウゲゲ~となってしまいます。
Commented by ゆみたち at 2009-03-03 08:56 x
アーミッシュの種、、、何度我が家の冷蔵庫でその最期をお迎えした事でありましょう、、、。
ごめんよ、、あ、あとカスピ海ヨーグルトもだ、、許せ。
Commented by Miyuki at 2009-03-03 11:35 x
*ayuminさん
残念でしたね、でも次の楽しみができましたね! フレンチカフェというと、Dolce Franceかな。あそこのガレットやフルーツタルトは美味しいですよね。あと、ホリディシーズンには、ガレット・デ・ロアも売ってます。
え、ベジバーガー、お試し中ですか! 美味しいのが見つかったら、ぜひ教えてくださいまし~。つか、そろそろ一緒にLettuceツアーをば。
こちらのお店の他のメニューにも興味あるので、リベンジした&いろんな人の意見を知りたい今日この頃。でも安売りに逃げてしまいそうな自分が怖いです。
Commented by Miyuki at 2009-03-03 11:43 x
*マミィさん
ええもうほんとに、お金持ちはいつまでもお金持ち、って感じですよね~。ますます広がる貧富の格差を感じてしまうビンボー人でございます。お値段はね、お店の方はまあこんなものか、という値段だったので、あのサンドにはびっくりでございましたよ。いなりにも驚きましたが。

映画の舞台はフランスでねえ、コメディーでねえ、宝石でねえ、というもので。アカデミー賞たけなわの時に、なんで我が家が観に行くのはこんなのなんだ、とツッコみつつ。
Commented by Miyuki at 2009-03-03 11:49 x
*アヤコさん
おお、アヤコさん宅にもありましたか、あの種が! ほんとに流行りましたよね~。そうそう、大体皆さんの平均が、3回ぐらいだったかと(笑)
ソースや香辛料、私たちには効かせすぎなお店がありますよね~。なので、素材の味を大事に、という動きがカリフォルニアで増えてきていることは歓迎!
映画は、ほら、あのピンクのアレです、アレ(笑) MilkやSlumdogはいつ見られるんだろうアタシ……
Commented by Miyuki at 2009-03-03 11:55 x
*ちゃんさま
なんの、カフェはなくとも、そちらには新鮮なお魚が!
でも濃ゆい味付けはつらいですな~(涙) その土地に合う理由があるからこそ、濃くなっていったんだとは思いますが、それでも好みじゃなければつらいだけ。私など、最近はサラダを注文する時、ドレッシングを別添えで頼んだりしちゃってますよ~。

そう、おいなりさん、甘いです。テリヤキが人気になったように、アメリカの人はやはり甘いものが好きなのですよねえ……
Commented by Miyuki at 2009-03-03 11:58 x
*mame-honeyさん
私はいまだにカップケーキ屋に行ってないのです~。あの見かけにひいてしまって、いかんです。
ベジバーガー、辛いものが好きな人にはいいのかも、とポジティブにとらえてみるテスト。デリにはピザブレッドというのもあって、それはそんなに高くなかったので、あれをねらってみようかなーと思ってます♪
Commented by Miyuki at 2009-03-03 12:02 x
*shinaさん
そなのですよ、一気に2軒、しかも隣同士!(笑) ここ1~2年、地元民にずっと愛されてきたような店が続々なくなって、その後に新しい店が、という風潮になっているので、むしろ悲しがっている人達もいらっしゃるんですよね、実は。
はい、ベジタリアンの店ではないですよ。肉もちゃんとありますよ~。もう1軒も先日行ってきたので、また後日アップしますです。といっても、なんせ私の感想なので、アテにはなりませんが(殴)
Commented by Miyuki at 2009-03-03 12:08 x
*すれっぢさん
そう、どこが不況?と思ってしまいますが、実は↑に書いたように、不況の波のなせるワザ、というか、結局弱肉強食の世界、みたいな感じでね~。しかし、金持ちは変わらず金持ちですな。けっ。(ヒガミ)

アメリカでソースといえば、A1というステーキソースはご存知ですか? すごいですよ、田舎の方に行くと、レストランに行ったらこのソースしかなかったりするんですよ。つまり、何を注文しようが、ステーキの焼き方をどうしようが、結局このソースをどばどばかけて、全部同じ味にしてしまうんですね~。マヨラーの元祖はアメリカ人かも。(真顔)
Commented by Miyuki at 2009-03-03 12:12 x
*ゆみたちさん
それそれ、私も書きながら、思い出したのはカスピ海ヨーグルトだったの! 私こそ、何度殺してしまったことか……っっ!!


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