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花の都に幸いあれ

自分もたいがい人様のことは言えないのは百も承知で、それでも爆笑せざるをえなかった。
そんな、英語 in Japanの大間違い

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友人母子と訪れた博物館の、ミュージアムショップにて。
お土産品のごまだれ餅、見本がガラスケースに入れられて陳列中。
海外からの観光客も多いこの場所、英語表示も豊富なのですが、このお餅の英語名が、ケースの下にありました。

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「Sesame getting bored rice cake」

ダレているごまの餅。


大真面目に訳したのか、ウケ狙いでわざとこうしたのか、尋ねる勇気はありませんでした。


不良座りをしたごま餅ヤロウが、
「あ~、くそ~、だり~」
と言いながら、タバコ片手にしかめっ面。

これをご覧になった海外からの皆さんが、どのように日本菓子文化を理解されたのか、大いに気になるところでございます。

* * * * *

【アクティビティ】
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日本滞在中にでお出かけしたのは、レストランばかりではありません。(当たり前)(いやほんとか)

母子そろっての一番のイベント(?)は、仲良し友人母子と一緒にお出かけした、江戸東京博物館訪問&下町散歩でございました。
人形町や浅草を歩きながら、築地育ちの友人が、あれこれと解説を加えてくれるという、なんとも贅沢な一時を過ごしたのでございますよ。
時間が足りない、とは、日本滞在中、5分ごとに口に出してた常套のセリフでございます。

そんな彼女が提案してくれたのが、両国にある博物館。国技館の隣です。
小学生までと、都内に住んでいる、もしくは都内の学校に通う中学生は無料、という体制に感動。いいね、博物館はこうでなくっちゃね。




常設展示に加え、企画展示として、「珠玉の輿~江戸と乗物~・天璋院篤姫の駕籠(女乗物)初公開!」というのもやっていたのですが、別途料金がかかるのでパス。「篤姫」のテレビも見てないし。(田舎モン)
チケット売り場からエレベーターで、6階の常設展示室へと向かいました。

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入口を入れば、目の前にかかる日本橋。橋の上から、フロアの様子が眺められます。
渡り終えたところから、江戸ゾーンの始まり。江戸城と城下の町割りの様子が、大きな模型で見られるようになっています。

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他にも武家屋敷の模型や、当時の着物・掛け軸など。
中に、徳川家末期から明治初期にかけての、篤姫を始めとする女性達の変遷についての展示もあり、その興味深い内容から、改めて調べたい気にかられました。少なくとも、その瞬間は(殴)


引き続き、5階の常設展示室へ。
こちらは更に盛り沢山で、大きく江戸ゾーン東京ゾーンの2つに分けられてます。

江戸ゾーンの方は、町や武士の暮らしの様子、美術、商業、吉原について、そして四谷怪談コーナーも。

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肥桶や千両箱が置いてあって、試しに持ってみよう、というところもあり。娘達は勿論、両方持ちましたとも。
あ、中身は当然、ただの重しです。貨幣ならともかく、肥はいらん。


東京ゾーンの方に行けば、文明開化の頃から第二次大戦後に至るまで、時期を追った展示が続いています。

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東京大空襲時の災害マップや、電化製品が入ってきた頃の様子などなど、復元模型メインの説明。

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ヤミ市の分布や様子についての展示もあり。
連合国占領時の「メイド・イン・オキュパイド・ジャパンの製品」コーナーでは、陶器製品が並んでいました。

東京オリンピックといえば、ただ今招致運動中なのですよね。実際、都民の方々のうち、どれほどの人が実現してほしいと考えてるのか、些か気になるところであります。だって、私だったらイヤだから。(おい)

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仕掛け展示コーナーもあり、鹿鳴館やニコライ堂、銀座煉瓦街が、時間決めで動く模型で表現されています。

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そして、時間ごとに行われる、中村座での座興。落語と紙切り芸が披露されるのです。
紙切りの芸人さん、今では日本に8人ほどしかいらっしゃらないそうですね。軽快なおしゃべりと共に、見事な宝船などを作って見せてくれました。
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他にも、江戸東京の資料が豊富な図書室や映像室、体験コーナーやカフェ・レストランなど、7階建のビルの中身はとても充実。
海外に住んでいると、いかに江戸文化が特殊で貴重なものかを実感する機会が多いわりに、知識があまりに少ない私などは、入り浸って勉強してこい!と自らにハッパをかけたくなる場所でございます。少なくとも、その瞬間は(蹴)


江戸東京博物館
東京都墨田区横綱1-4-1
(今更ながら、すごい住所だ……)
     ↑
 すみません、「横」ではなく、「横」の間違いでございました。
 ayuminさん、ご指摘ありがとうです~!(両手いっぱいの感謝と愛)
 
by senrufan | 2009-01-17 04:52


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